今季は村上宗隆、岡本和真、今井達也の日本人3選手が新たに海を越えてメジャーに挑戦するが、やはり注目はワールドシリーズ3連覇がかかるドジャースの日本人トリオだろう。
昨季、4度目となる満票MVPを受賞した大谷翔平はもとより、サイ・ヤング賞投票でナ・リーグ3位に食い込んだ山本由伸もメジャーのエリート投手として存在感を発揮。すでに2年連続の開幕投手も決まっている。
◆ドジャース日本人トリオの中で問われる“佐々木朗希の真価”
そんなドジャースに“三本目の矢”として昨季、日本球界から加わったのが佐々木朗希である。この投稿をInstagramで見る
渡米時の評価は大谷のそれに匹敵するといわれ、ポスティングシステムを使ってロッテからドジャースに移籍。160キロを超える剛速球と鋭く落ちるスプリットは、即メジャーでも通用するとみられていた。
その証拠に2025年1月にMLB公式サイトが発表したプロスペクト(若手有望株)ランキングで、佐々木は大谷に続く日本人2人目の1位に輝き、「少なくとも2桁勝利には届く」という評価を受けていた。
ところがふたを開けてみると、まさかの1勝止まり。5月には右肩にインピンジメント症候群を発症し、秋口まで長期の戦線離脱を強いられた。
シーズン終盤に復帰し、ポストシーズンでは救援投手としてチームに貢献したが、2年目の今季は先発投手として再スタートを切る。指揮官のデーブ・ロバーツ監督はすでに佐々木の開幕ローテーション入りを明言しており、2年目の真価が問われることになる。
しかし、佐々木はオープン戦でチームやファンを納得させるだけのパフォーマンスを披露したわけではない。むしろ昨季は0.00だったオープン戦での防御率が、今季はなんと13.50に悪化。投球回数(6回2/3)を大きく上回る9つの四球を与えるなど、昨季からの“ノーコン病”は治癒の見通しが立っていない。
◆オープン戦で露呈した“ノーコン病”再発の懸念
改めて直近の登板(日本時間18日)を、データを交えて振り返っておこう。WBC決勝の裏で佐々木はロイヤルズ戦に先発し、1回と2回は1人ずつ走者を出すも、無失点で切り抜けていた。ところが3回1死から3連続四球で満塁のピンチを招き降板。50球持たず、49球で一度はベンチに下がった。
その回は佐々木の後を受けたニック・ロバートソンが2者連続三振でピンチを断ち切り、佐々木に失点は付かなかった。しかし、4回に特別ルールで再びマウンドに上がった佐々木は、1死一塁からオープン戦2本目の被弾で2失点。5回の先頭打者に二塁打を打たれたところでマウンドを降りた。
結局、この日の佐々木は計3回1/3を投げ、4安打3失点。5つの三振を奪ったものの、四球は4つを数える不安定な内容だった。

