浪江町の「かっこいい大人」の姿を、次世代へ
――今後、挑戦したいことはありますか?
郷土料理の調理体験の提供です。現在「和坐」で提供している暮らし体験事業は、主に県外からいらした方や企業研修でいらした方に提供しています。多くの方から「故郷のあたたかさを感じた」「第2の故郷のように感じた」などのうれしい声をいただいています。誰かが浪江町を好きになってくれることがこんなにもうれしいのだと心を打たれ、郷土料理もより広く知って欲しいと思うようになりました。
おいしい食卓には、暮らしの大切なエッセンスがぎゅっと詰まっていると感じています。郷土料理をともにつくり、「おいしいね」と分かち合うことで、浪江町の温かさをより深く感じてもらえたらと願っています。
さらにもう一つ。浪江町の「かっこいい大人」の姿を次世代に伝えることにもチャレンジしたいです。私自身の子ども時代を振り返ると、生活のなかには常にかっこいい大人の姿がありました。相馬野馬追に勇ましく臨む姿。おいしい魚を獲って食卓を彩ってくれる姿。これらのたくましい背中がそばにあったからこそ、浪江町の暮らしに誇りと愛着を感じることができたのだと思います。かっこいい大人の姿って、浪江町の大切な資源だと思うんです。

――浪江町へ移住を考える方へメッセージをお願いします。
ぜひ、浪江町に「自分が憧れる暮らし」を探しに来てみてください。浪江町は昔からお祭りごとが好きな人が多く、何かを一緒につくり上げることを楽しむ風土があります。町づくりに関しても同じです。実際に町へ移住してきてくれた方々の様子を見ていると、楽しそうに町の活動に参加してくれています。その姿を見ると、浪江町が大好きな私は、とてもうれしくなるのですよね。心から「来てくれてありがとう」と伝えたくなります。
これからも、浪江町の暮らしを楽しみ、町を好きになってくれる仲間が増えたらうれしいです。
吉田 さやか さん
浪江町出身。東京電力福島第一原発事故による避難を経験し、帰還後に新規就農してオリジナルブランドにんにく「サムライガーリック」の生産・販売を開始。現在は株式会社ランドビルドファームにて事業を引き継ぎ、明治4年に建てられた生家を活用した体験プログラムの提供も行っている。 HP:https://samuraigarlic.jp/
※内容は取材当時のものです。 文:橋本華加 写真:古関マナミ
※本記事はふくしま12市町村移住ポータルサイト『未来ワークふくしま』からの転載です。The post 【福島県浪江町・Uターン】故郷の暮らしを愛し、魅力を伝える。帰還した浪江町でサムライガーリック生産と暮らし体験提供にチャレンジ first appeared on Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム.

