新たにオープンした『HANKYU LUXURY』は、①世界のトレンドを牽引(けんいん)するファッションブランドを中心とする「インターナショナルブティックス」、②贅沢(ぜいたく)な空間使いに世界最高峰のジュエラーが集結した「ジュエリーギャラリー」、③最先端の技術とデザインで新たな時を表現する「ウォッチギャラリー」という3つのゾーンで構成されている。またフロアの各所には家具も扱うラグジュアリーブランドのソファやテーブルが置かれたラウンジが設けられ、フロアの回遊を楽しむことができる。6階にはコンシェルジュカウンターも新設、顧客のニーズに対し、それぞれのスペシャリストと連携しながら、パーソナルな買い物体験ができるようになっている。

6階にオープンするのは、例えばミラノ発祥のハイジュエリーおよびシルバーウェアメゾン「ブチェラッティ」。フロアのセンター部でオープンを記念しポップアップショップを展開するという。今回、日本で初めて出店する1838年創業のパリのレザーブランド「レトランジェ」、京都室町で280年以上の歴史を誇る帯の老舗「誉田屋源兵衛」、そして6月オープン予定のファッションをアートの領域まで昇華させた伝説のクチュリエ「エルザ・スキャパレリ」が出店したのも、注目だ。


筆者個人の感想だが、パリの高級百貨店「ボン・マルシェ」の1、2階フロアのラグジュアリー感をさらに高めた造りで、ブランドの世界観を体験できる6階フロアでは、「エルメス」「ルイ・ヴィトン」「シャネル」「ディオール」といったビッグメゾンがインストアの旗艦店化を実現させ、出店している各ブランドは贅沢な空間との相乗効果により、顧客の気持ちをいやが上にも高揚させてくれる。『HANKYU LUXURY』のオープンは、これからの日本の百貨店業界の新たな方向性を示したと言える。
marie claire編集長
田居克人
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