運動療法での予期せぬトラブル
ブロック注射をして鎮痛剤をもらい、週1で整形外科のリハビリに通う患者生活が始まりました。神経の圧迫を防ぐために足腰の筋肉を強化したほうが良いと、ウォーキングを日課にすることもすすめられました。
しかし私が住んでいる逗子は坂道と階段が多い地形で、アップダウンは腰に負担がかかります。「上り」よりも「下り」が断然きつく、太もも裏にビリビリッと激痛が走って階段を下りられません。
そこに最悪の事態が起きました。ちょっとの段差でつまずいて転倒し、利き腕の手首を骨折してしまったのです。

パソコンのキーボードを叩くのが不自由になって、ITの仕事は開店休業状態に……。他にファッション関係の仕事もしていましたが、服が詰まった重いバッグを持って移動することが困難になって、電車に乗れないのです。
働けなければ、一人住まいの広い家を維持していくこともできません。コロナ禍は過ぎたというのに、脊柱管狭窄症と骨折の同時進行は、ダブルパンチどころか八方ふさがりでした。

起死回生策として思い立ったのは、生活スタイルを一新すること。金食い虫だった持ち家を売り、年金で暮らしていける賃貸マンションに引っ越すことにしました。
狭い部屋に入らない書物や資料を捨て、パーソナルスタイリストの仕事道具だった大量の服も捨て、60代後半からの再出発を目指したのです。病気の治療を優先した、一か八かの賭けでした。次回は、引っ越した後の、思わぬ好転について。
※本記事は個人の体験に基づく内容であり、すべての人に同様の症状や経過が当てはまるものではありません。気になる症状がある場合は医療機関にご相談ください。

