ムラサキハナナ(オオアラセイトウ)の名前の由来と花言葉

ムラサキハナナには多くの名前がありますが、その由来を一部ご紹介します。
【学名】Orychophragmus violaceus
ムラサキハナナの学名はオリコフラグマス・ビオラセウス。「Orychophragmus」はギリシャ語の「Orych」(「掘り出す」「穴」という意味)、「phragmus」(「垣根」という意味)がミックスした言葉で、オオアラセイトウ属を指しています。「violaceus」はスミレ色の花色という意味です。
【英名】Chinese violet cress
ムラサキハナナの英名は、チャイニーズ・バイオレット・クレス。「Chinese」は「中国」、「violet」は「紫」、「cress」はクレソン、アブラナ科の食用植物の総称です。「中国から持ち込まれた、紫色の花が咲くアブラナ科の植物」という意味が込められています。
ムラサキハナナ
漢字で「紫花菜」と書き、国内では最もポピュラーな呼称です。「菜の花に似た一重の紫色の花」が咲くことに由来しています。ただし、菜の花はアブラナ科アブラナ属ですが、ムラサキハナナはアブラナ科オオアラセイトウ属で、別属です。
オオアラセイトウ
漢字で「大紫羅欄花」と書き、植物学者の牧野富太郎が命名しました。一重咲きストックの和名「アラセイトウ」から名付けられたとされています。
ハナダイコン
ムラサキハナナは、花がダイコンの花に似ていることからハナダイコンとも呼ばれています。ただし、一般にハナダイコンとされるHesperis matronalis(ヘスペリス・マトロナリス、アブラナ科ハナダイコン属の多年草)はムラサキハナナとは別種の植物なので注意しましょう。ムラサキハナナとハナダイコンは同じアブラナ科でよく似ていますが、ハナダイコンは夕方から夜にかけて芳香を漂わせること、ムラサキハナナとは異なり葉が茎を抱かないことなどが特徴です。

ショカツサイ(諸葛菜)
三国志・蜀の国で活躍した軍師・諸葛孔明が戦の陣を張った際に、ムラサキハナナの種をまき、兵士たちの食用とした逸話が残っていることから、「諸葛菜」と呼ばれることがあります。
シキンソウ(紫金草)
南京の紫金山(しきんざん)に咲くことが由来。日中戦争中に紫金山周辺でこの花を見た日本陸軍の山口誠太郎氏が、侵略に対する懺悔と平和への祈りを込めてその種子を持ち帰り、各地に広めたとされています。
一面に咲くムラサキハナナが陽光に輝く公園の風景。badboydt7/Shutterstock.com
ムラサキハナナの花言葉は「聡明」「優秀」「あふれる知性」「癒やし」「変わらぬ愛」など。「聡明」「優秀」「あふれる知性」は、中国の三国志の蜀で活躍した天才軍師・諸葛孔明に因んでいます。4月4日の誕生花ともされています。
ムラサキハナナ(オオアラセイトウ)の種類

ムラサキハナナの園芸品種は流通していません。ムラサキハナナは個体差があり、花色は濃い紫から淡い紫、ピンクなどがあります。
