
◆小中学生時代の恋心を重ねた
――今作は『MFゴースト』の主人公・片桐夏向と西園寺 恋の恋模様を歌う楽曲ですが、これまでの自分の経験を重ねて歌った部分もあるのでしょうか。茜屋日海夏(以下、茜屋):少女漫画が大好きで、コロナ禍の期間では10万円以上漫画を買っちゃったこともあるくらいなんです。たくさんの少女漫画を読んで「わかる、わかる〜」ってなった気持ちとか、自分の小中学生時代に好きな人に思いを伝えられなかったシャイな感じを重ねて、恋心を歌いました。

茜屋:2番Aメロの〈3秒黙った後 「おやすみ」の一言でも 期待しちゃいけないって 思っても、止められない〉。ここは日常生活でもありそうで、リアルに情景が浮かびました。自分でも自然に気持ちが込められたと思います。恋だと気づいているけど、あえて直接的に言わないでまだ一歩踏みとどまる。そのじれったさが込められてる感じがして、すごく好きですね。
――今回のプロデュースはavex系の先輩であるm-floの☆Taku Takahashiさんです。
茜屋:まずファンの方たちが「すごいね」って喜んでくれました。私自身も、テレビでよく見ている方とお仕事でご一緒できるのは、自分も芸能界にいるんだなとあらためて実感しましたね(笑)。
◆風邪気味でかすれた声がベストマッチ
――アニメ『MFゴースト』のエンディングテーマを3作連続で担当され、今回は前作に比べてさらにゆったりしたバラード。しっかり出せる高さの音でもあえてささやくように歌っていますが、どういった意図を込めた表現でしょうか。茜屋:前作は夕方の歌だったところが、今回はもう少し夜の時間帯でちょっと大人な雰囲気になったと思っていて。ふたりの距離もそのぶん縮まって、ささやくような声でやっと聞こえるような近さになった雰囲気を意識しました。
あと、このレコーディングの直前に少し風邪気味だったんです。少しだけ声がかすれてたけど、それがちょうど曲の雰囲気にマッチして、みんなからも「いいね」って言ってもらえたんです。自分の想定した表現と、コンディションがベストマッチした形になりましたね。

茜屋:前日にボイトレしていきました。海外で私を初めて見る人も多いから、自由に羽根を伸ばす感じで歌えました。
日本は寒いけど、タイは暖かいので開放感がありましたね。人もみんな優しくて、空港でもホテルでも仕事の現場でも、みんな笑顔で。こっちがなにか間違えてもニコニコして「大丈夫ですよ〜」っていろいろ教えてくれて、ずっと楽しかったです。

