今の自分を満たす“豊かさ”を使い分ける
人は誰でも多面的な自分を持っている。昨今はその多面的な部分を情報で満たせると思い人類は進んできた。だからこそ少しずつ気づき始めてもいて、情報はどこまでいっても情報で体感や実感とは違うものであるということ。
それは実際に場所を変え住んでみると暮らしの中での小さなレベルで毎日感じるのだろう。
ユズキさんは「東京にいると30分移動しても景色はほとんど変わらない。新潟だと30分移動すれば駅前の賑わいから一気に誰もいない山の中にワープする。それは東京にいては体験できない豊かさでした。」
そんなに環境の違う場所で暮らしたり、働いたりするとき、自分はどうなるんだろう? まだ見ぬその場所だから現れる人格に出会うそんなワクワクもあるのだ。
これまでの移住の感覚と違うのは、軽やかさと自由さを常に纏っていること。
ユズキさんは、東京を離れてみたかったけど田舎暮らしをしたい訳ではない。アリサさんは東京に新しいカルチャーやより多様な文化的娯楽を求めて戻ってくる。場所を自分に合わせて選択し使い分けているのだ。
置かれた場所で咲くのではなく、咲きたい場所を自ら選ぶ時代。
咲き方も、その場所の数も実はなんの決まりもないのだ。未知を豊かな知性と冒険心で軽やかに泳ぐ彼女たちの話は人が本来持ち得る自由さを再認識させてくれた。
