認知症を公表した漫画家・タレントの蛭子能収さんと妻の悠加さんのお話を聞いた後は、将来、親や家族が認知症になったときに備えて知っておきたい4つの「もしも」について、介護作家でブロガーの工藤広伸さんに教えてもらいました。
教えてくれた人:工藤広伸(くどう・ひろのぶ)さん
介護作家・ブロガー。1972(昭和47)年生まれ。34歳のときに父が脳梗塞で倒れ、40歳のときに認知症の祖母と母のダブル遠距離介護を始める。認知症介護の工夫やノウハウに定評がある。
※この記事は、雑誌「ハルメク」2023年1月号を再編集しています。
もしも1:親や家族に認知症の疑いがあったら
なるべく早めに診断を。時には家族の「演技」も有効です
自分が認知症だと知るのはショックなもの。しかし診断を受けずに放置するうちに、症状が悪化することもあります。
「病院に行くのを嫌がる場合は、孫やきょうだいなど別の人から言ってもらうのがおすすめ。私は親に『健康診断を受けに行こう』と誘い、病院の先生も最初は身長や体重を測ってから認知症の診断へ……と『演技』に付き合ってくれました」と話すのは、介護作家でブロガーの工藤さん。

