栄養を無駄にしない食べ方&調理のコツ
栄養豊富な春の食材ですが、せっかくの栄養を無駄なく取り入れるには、調理法や食べ方にひと工夫を。
例えば、菜の花やアスパラガス、春キャベツなどに含まれる葉酸・ビタミンCは「水溶性ビタミン」といって、水に溶けやすく、加熱によって失われやすい性質があります。
葉物野菜や茎野菜は茹ですぎ、炒めすぎに気をつけ、調理の際はサッと火を通す程度にするか、スープや味噌汁にして溶け出た栄養ごと一緒に取るのがおすすめ。電子レンジを利用するのも良いでしょう。
また、ビタミンなどの抗酸化成分は鮮度が落ちるにつれ減っていくので、春野菜や果物は買ったら早めに食べ切るのが基本です。早めに食べ切るのが難しい場合は、新鮮なうちに冷凍保存しておくのも一手です。
「葉酸やビタミンCなどの水溶性ビタミンは冷凍によって少し減少しますが、それでも大幅な栄養価の減少にはつながりません」(福島さん)
菜の花や春キャベツは食べやすい大きさにカットしてから、アスパラガスは根元を切り落とし固い皮を剝いてから冷凍保存を。いちごはへたを取って丸ごと冷凍保存でOKです。
そして魚は、こまめに食べるのが理想的です。
「DHAやEPAは体内に溜まりにくいので、こまめに摂取することが大切。冷奴やご飯にしらすをひと掴み足す、週に2回程度は魚がメインの献立にするなどして、魚を日常に落とし込んでいきましょう」(福島さん)
酒やしょうゆなどで魚に下味をつけて冷凍しておくのも、料理の時短につながるのでおすすめです。
なお、新茶のような飲み物や補助的食品は、「意識して取る」より、いつもの習慣に組み込んでしまうと続けやすくなります。
食後の一杯を新茶にするなど、決まったリズムを作ると自然と習慣になりますよ。
身近な健康食品でさらに脳の健康をサポート
春が旬の食材をおいしく味わい、栄養を無駄にしにくい食べ方を意識する――。それだけで、脳にも体にもやさしい食事になります。そんな食事をベースに、脳の健康をサポートする健康食品などをプラスすれば、脳にいい栄養素をより幅広く摂取できます。
「例えば、抗酸化・抗炎症作用などで知られるミツバチ産品のプロポリスを飲み続けることで、もの忘れを自覚する高齢者の認知機能スコアがゆるやかに改善したという報告があります。旬の食べ物と一緒に、こうした補助的食品をサプリメントなどで一緒に取ると、脳の働きをさらにサポートしてくれそうです」(福島さん)
春を感じる食材や身近な健康食品を味方に付けて、脳の健康を守っていきましょう!
■取材協力:山田養蜂場 健康科学研究所
■監修者プロフィール:福島忍(ふくしま・しのぶ)さん

山田養蜂場 健康科学研究所 学術情報担当。入社以来、最先端の研究学術情報を集約・発信する業務に従事する他、全国各地の大学との共同研究や自社の臨床研究などにも携わり、ミツバチ産品の効果を明らかにしてきた。医学博士。

