
生薬の力で体全体のバランスを整える漢方薬。
更年期に起こりやすい不調に合わせておすすめを20薬ご紹介。漢方薬の名前の由来も知れば、初めての人にもぐっと身近になります。
*漢方は薬です。医師や薬剤師、登録販売者へ相談のうえ、選択してください
教えてくれたのは・・・
中医師 鍼灸師
藤井直樹さん
目白鍼灸院副院長。中医学を究めるため7年間の北京留学で中国の医師免許を取得。豊富な知識で、鍼灸と漢方薬による治療を行う。
「気」「血」「水」を整える漢方薬症状や体質を見極めて
「更年期特有の症状に悩まされがちな50代にとって、“気”“血”“水”のバランスを整えて症状を改善する漢方薬は有効的」と話す中医師の藤井先生。
人の体は、パワーとなる“気”、体内に流れる血液の“血”、水分などの体液“水”でできていて、3つのバランスがよければ健康でいられるそう。
「3つのどこかが乱れると体に不調が起こります。たとえば、“気”の量が足りていても、頭まで届いていないとぼーっとした状態になったり、“水”が足りていても脳まで届かないとイライラしたり、すべてはバランス。さらにだるいという症状も、“気”が足りていない場合と、“血”が足りていない場合があるなど、原因はさまざま。その偏りを整えるのが漢方薬です」
「気」「血」「水」を整える漢方薬症状や体質を見極めて漢方医学の考え方にもとづき複数の生薬を組み合わせている漢方薬。
「漢方を選ぶには専門家に相談するのが最適。難しい場合は、今ある症状に合わせて選んで。体質によっても異なりますから、自分のタイプを分析するのもポイント。ただし薬なので、用法・容量を守り、症状がよくなったら飲むのをやめることも大切です」
また、今回、漢方薬の名の由来をひもといてみました。漢字には生薬名や、「湯、散、丸」(薬のタイプ)、「地黄丸」(腎を助ける薬)など意味が記されています。ぜひ選ぶときの参考に。
体をつくる3つの要素
漢方では体は「気」「血」「水」の3つの要素が体内でバランスよくめぐることで、健やかな状態を維持できると考えられています。
3つのうちどれかが滞って、不足したり多すぎたり「量」と「動き」のバランスが乱れると、不調や病気が起こりやすくなります。

![50代の漢方薬大全[更年期の症状編]](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/237/2026/3/1774537593506_q3yoxxz53i.jpg?maxwidth=800)
