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「2日に一度しか寝られない」極貧生活も…津田寛治が明かす「下積み時代に事務所を辞めた“決定的な一言”」

「2日に一度しか寝られない」極貧生活も…津田寛治が明かす「下積み時代に事務所を辞めた“決定的な一言”」

◆今作の撮影現場にも「漣さん、近くにいらっしゃったんじゃないかな」

津田寛治さん
(C) 映画『津田寛治に撮休はない』製作委員会
――そうなんですね。津田さんは「いまも大杉さんの声が聞こえる」とお話しされていたこともありましたが、還暦を迎えられた今の津田さんには、どんな言葉をかけてくれると思いますか?

津田:
「楽しいよね」って言うんじゃないかな。「寛ちゃん、楽しいでしょ。楽しいよね」って。今って、大杉さんがとてつもなく好きな時代になっていると思うから。

――というと?

津田:
たとえば、俺自身、還暦とか言われても実感がまるでないんです。それは俺が若いとかじゃなくて、時代がそうなっているというか。還暦だろうが別に関係ない。何歳だろうと好きなことができる。それって、大杉さんに持ってこいの時代だし、本当に生きていて欲しかったなと思います。たくさんの人に好かれていて、あれだけ自由奔放にやって、他人を全部認めている。「それはダメだよ」みたいなことは、あまり聞いたことがなかった。今こそ、本当に大杉さんの時代だなと思うんですよね。

——今作も観てもらいたいですね。

津田:
うん。今回、渡辺哲さんに出てもらったんですけど、本当は大杉さんにも出てもらいたかったです。以前、目黒シネマで「津田寛治ナイト」をやってもらったときに、武さんの『ソナチネ』をフィルムで上映したことがあって。大杉さんと哲さんにも来てもらったんです。そのとき大杉さんが、「ちょっと預かってきた」と言って、武さんからの手紙を持ってきてくれました。ほんと、今回も大杉さんと3人での掛け合いができていたら——。でも意外と、今作の撮影のとき、近くにいらっしゃったんじゃないかなと思ってるんですよね。

<取材・文・撮影/望月ふみ ヘアメイク/馬場エミリ スタイリスト/三原千春>

【望月ふみ】
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi
配信元: 日刊SPA!

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