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W杯まで残り3試合。負傷者続出の森保ジャパン、欧州遠征は理想を捨てた「現実的」な最終選考の場になる

W杯まで残り3試合。負傷者続出の森保ジャパン、欧州遠征は理想を捨てた「現実的」な最終選考の場になる

◆もはや理想を追う時期ではない

それにしても負傷者が多すぎる。開幕まで2カ月強あるが、ベストメンバーで挑むことはもはや不可能に近い。これ以上離脱者が増えるのか、あるいは回復が間に合うのかは不透明だ。もはや理想を追う時期ではなく、現実を見つめてどう戦うかを決断すべき時だろう。その意味で、森保監督は極めて現実的な舵を切っている。

昨今の森保監督は「誰が出ても変わらない」チーム作りを掲げてきたが、実際にはコアメンバーと控えの間には実力差がある。それは昨年9月の遠征でも露呈した。「誰が出ても変わらない」という理想には、まだ距離があるのが実情だ。

一方で、第2次政権発足当初は「人が変われば戦術も変わる」とも主張していた。現在は、現有戦力で最大限の効果を発揮できるよう、柔軟にシフトチェンジしている最中と見られる。今回の2試合では、その一端が垣間見えるはずだ。

<TEXT/川原宏樹>

【川原宏樹】
スポーツライター。日本最大級だったサッカーの有料メディアを有するIT企業で、コンテンツ制作を行いスポーツ業界と関わり始める。そのなかで有名海外クラブとのビジネス立ち上げなどに関わる。その後サッカー専門誌「ストライカーDX」編集部を経て、独立。現在はサッカーを中心にスポーツコンテンツ制作に携わる
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