作家の乙武洋匡さんと参政党の梅村みずほ参院議員が、Xで「五体満足」との表現をめぐり論戦を繰り広げた。

「五体満足で生まれてきた大切な子どもたちの自殺が過去最多に」
発端となったのは、2026年3月27日に投稿された梅村氏による「少子化が進む中、五体満足で生まれてきた大切な子どもたちの自殺が過去最多に」とのポストだった。
「社会の歪みや大人たちの疲れ、世の無関心...まわりまわって弱いものに皺寄せがくるのではないだろうか。政治家の1人として子どもたちに申し訳ない」
乙武さんは28日、梅村氏による投稿を引用し「『五体満足で生まれてきた』って、わざわざ書く必要ありますか?」と疑問を呈した。
自身の代表作でもある「五体不満足」を引き合いに、「"五体不満足"で生まれてきた子だって大切な命ですよ」とした。
「言葉を廃すれば良いという問題でない」
梅村氏は乙武さんの指摘を受け、「日本で長く使われてきた言葉を差別用語とレッテル貼りしてきたのはいつからでしょうか」(原文ママ・以下同)と反応。
五体満足との表現について、「世の中にハンディキャップなく生まれてきたことを当たり前だと思うな」「多少の困難に見舞われようとも自分の環境をありがたいと心して励むべし」といった考えに基づくものだと説明した。
「五体満足=人間的に優れていると勘違いする人も過去にはいたかもしれませんが、それはそうした解釈や考え方が誤っているのであって、言葉を廃すれば良いという問題でない」とも主張。
「本来皆で考えるべき【どうしたら将来ある子どもたちが自殺せず生き生きと成長できる社会】に触れることなく『この人間は差別用語を使っている』に終始する人が多い」とし、表現をめぐる是非ではなく、子どもの自殺者数減少に注力すべきだとした。