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【大阪・関西万博】開催エリアの魅力を知れるNo.1の関西館

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自分で藍染めした紐(ひも)を奉納&お守りに:徳島県

阿波指物や阿波和紙など、今も受け継がれている徳島県の伝統工芸品は数多い。なかでも、「阿波藍」は有名で、全国で活動する藍染職人のほとんどが徳島の工房で修業をしているほどだ。日本の藍染の原点であるといっても差し支えないだろう。

徳島県のブースでは、藍染でも重要なエレメンツである「水」をテーマにした展示を行っている。天井には藍染された布で「鳴門の渦潮」をイメージしたオブジェを掲げ、水の流れを表している。ほかにも、日本三大秘境の一つである祖谷(いや)に架かる「かずら橋」をはじめ、自然や伝統芸能「阿波おどり」などをプロジェクションマッピングで体感できる。

ハイライトは、藍染体験。最初に、2本の紐(ひも)を木ばさみで挟んで、二つの樽(たる)に用意された染色液につけていく。順番に90秒ほどつけたら、90秒ほど空気にさらすのを繰り返す。次に水の入った樽に紐を入れて洗ったら、水気をとる。つねにスタッフのアドバイスを受けながら進められるので安心だ。

2本ある理由は、1本は会場内にある機に結んで奉納し、1本はお守りとして持ち帰るため。藍は殺菌作用があることからも、古来、魔除けとされてきた。願いを込めながら自分で染めれば、何よりも心強いお守りになってくれそうだ。

photo: Tomoko Hagimoto text: Rica Ogura

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配信元: marie claire

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