* * *
夏になると開放的な気分になり、ワンナイトでついハジけてしまった……という体験をしたことがあるという人も少なくないのではないだろうか。しかし、軽い気持ちで手を出したばかりに面倒になってしまうこともある。
「ひと夏のお遊びのつもりが、相手がめちゃくちゃ“ヘラってる”男で……」
こう話すのは、都内のキャバクラに勤務するレナさん(仮名・25歳)だ。
◆好みの男とラブホに行ったキャバ嬢の顛末

連絡先を交換したからといって「決して恋心はなかった」というレナさん。だが、そう思っていたのはレナさんだけだったようで……。
「水商売の世界ってタイプの子がいればすぐに手を出しちゃうのが普通なんですよね。何回か店に通って、Aくんのことを誘うチャンスを狙っていました。そんなある日、Aくんだけが出勤していて他にお客さんが全然来なかった日があったんです。これはチャンスだと思って営業終了まで店で待って、仕事終わりのAくんを飲みに誘ったんです」
狙っていたAくんと飲んだ後にラブホに行き、目的を果たしたレナさん。しかし、事が済んで話しているとAくんからは意外な言葉が……。
◆ひと夏のお遊びのつもりが「付き合ってほしい」
「なんと、『付き合ってほしい』とAくんから言われたんです。こちら側としては遊びのつもりだったので耳を疑いましたね。話を聞くと、Aくんは元カノに相当ひどい振られ方をしたらしく女性不信に陥っていたんです。それを言われてしまっては、私としても遊びのつもりだったとはとても言い出せなくて、Aくんの告白を受け入れてしまいました」こっちは遊びのつもりでも相手が本気になってしまい付き合うことになる……男女逆ならありそうな話だが、レナさんは渋々受け入れるしかなかったという。だが、「実際に付き合ってみるとAくんのメンブレ(メンタルブレイク)度合いがヤバかったんです……」と語るレナさん。一体、何があったというのか。

