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「氷河期世代こそ投資に向いている」FIRE投資家が語る“他責にならない人”ほど負けにくい理由

「氷河期世代こそ投資に向いている」FIRE投資家が語る“他責にならない人”ほど負けにくい理由

投資で失敗する人、上手くいく人の差には何があるのでしょうか。個人投資家の村野博基氏によれば「勝つのは運、負けるのは他責思考があるから」と言います。そして、「自己責任論で育ってきた氷河期世代こそ投資に向いている」と力説します。近著『戦わずして勝つ 不動産投資30の鉄則』(扶桑社刊)を上梓した村野氏が考える「投資で負けないための法則」とは。

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写真はイメージです

◆頭をぶつけるのは自分が悪い?

先日ある駅を歩いていたとき、上のほうに「頭上注意」の掲示を見つけました。ふと下を見ると「足元注意」というステッカーもあります。駅のホームに上がると「駆け込み乗車は危険ですのでお止めください」とアナウンスされます。こうやって見ると、ありとあらゆる場面で他人から注意を促されていることに気が付きます。

このような注意喚起を見るたび聞くたび「無駄なことを……」と切なくなります。「頭上注意」の標識が視界に入るならば、当然のごとく避ければいい話。存在意義が無い掲示だと思うのです。貼った人は心の底から親切に「頭をぶつけないで!」と思っているのかもしれませんが、私としては「頭をぶつけた人からのクレームに対してやった感を出すため、無意味とわかって掲示している」のではないかと邪推してしまいます。

もしもよそ見をしていて頭をぶつけたとしたら……。その要因は注意してくれる看板がなかったからでしょうか。当然そうではなく「自分が悪い」から痛い思いをしただけでしょう。そして、痛かったから頭にきて「なんでこんなに通路の天井が低いんだ!?」とクレームをいう人が多いのでしょう。なのでそんなことにならないためにお金をかけて「頭上注意」を掲示をするーーそんなところにリソースを割いているからこそ、日本の生産性は低いのでは、と考えてしまいます。

私は氷河期世代です。この世代は徹底的に「自己責任論」を押し付けられてきました。「就職できないのは自分の実力がないから」「結婚できないのは自身に魅力がないから」と、なにかに付けて「結果が出ない責任は自分自身にある」という風潮で過ごしてきたように思います。私は「自分の就職が大変だったのは自己責任ではなく時代のせい」と思いたい部分もありますが、一方で悔しいながらも「自己責任」については納得せざるを得ない部分もあると考えています。そんな私としては「頭上注意」の掲示を見つけると「自己責任はどこいった?」と苦笑いするしかありません。

◆自己責任を強く意識するからこそ投資がうまくいく

自分自身の投資を振り返ってみると、実はこの「自己責任」の意識が強かったからこそ上手くいっているのではないか、と思っています。私は信頼する知人が「これあがるよ」とおススメした投資先であっても無条件にエントリーはしません。そもそも「他人が私のために頑張って利益を出してくれる」なんて発想にはどうしてもならないのです。だって「自己責任」ですから「自分が儲けるためには、自分が頑張らないといけない」とどうしても思うのです。結果として、判断は全て自分という「主導権が自分にある」思考で投資には取り組んできました。

そして、私は「キャッシュフローがプラスのもの」にしか投資をしないよう心がけています。ですから10年以上も前に暗号資産への投資を検討しましたが、これはキャッシュフローを生むのか?という観点から実行はしませんでした。もしあの時に購入していれば、軽く100億円を超える金額になっていたでしょう。かなり惜しい気持ちはありつつも、後悔はしていません。負け惜しみかもしれませんが、それで大きく儲かったとしても、きっとそのあぶく銭は無くなってしまう、と思うからです。

キャッシュフローで考えると、不動産であれば「家賃収入が長期的に安定的に入ってくる物件」、株式であれば「配当や優待が継続的に出ると思われる銘柄」しか選びません。国債に代表される債券であれば、必ず満期まで所有すれば利息分プラスになります。私はキャッシュフローを生むものにしか資金を投下せず、値上がりを期待する投資はしていないのです。


配信元: 日刊SPA!

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