10年後、どんな自分になっていたいか…それが「ビジョン」
本当に自分がやりたいこと、なりたい自分を見つけて行動を起こし、未来の明るい人生に向かってまっしぐらに歩む。それが悔いなき人生につながるのではないでしょうか。
混迷の時代に、自分の羅針盤となるのがビジョン・ロードマップです。
ビジョンは「将来に対する見通し、未来像、視覚」という意味の言葉です。私なりの表現で言うと「なりたい自分像」であり、さらに進めた解釈では、「人生の目的地」だと考えています。
自分が10年後、20年後、30年後にどうなっていたいのか。そういった目的や到達点がビジョンになります。
ビジョンと似た言葉で「夢」は、フワッとした願いみたいな感じですし、「ゴール」は「到達点」というニュアンスなので、ビジョンとはやや異なります。
目を閉じて思い浮かべると、「ワクワクする」イメージ。それがビジョンです。
そして、ロードマップは道路地図や工程表、進行計画のこと。ビジョンを掲げるだけではなく、達成までのスケジュールを示したものです。
つまり、ビジョン・ロードマップは「なりたい自分像」を明確にして、達成までのアクション計画とスケジュールを描くものになります。
背伸びしなくていい、自分だけの「ビジョン」を考える
ここで誤解のないようにお伝えしておきたいのですが、「ビジョン」は、華やかなものである必要は全くありません。誰もが社長になる必要もないし、大金持ちになる必要もない。競争も全く不要なのです。
例えば「子どもたちが大学に入ったら、2拠点生活の計画を立て、その5年後には大好きな田舎で野菜づくりを始める。ちょっと不細工だけど、愛情込めた野菜が食卓に並ぶのが楽しみ」というビジョン。
いかがでしょうか? 自分らしさにあふれた「人生の目的地」=「ビジョン」だと思いませんか?
社会に出ると、ともすれば目の前の仕事に追われ、その役割に満足してしまうことで、私たちは「人生の目的地」を持たないまま、大事な時間を過ごしてしまいます。
・今の仕事を辞めたいけれど、次にどんなキャリアを選べばいいのかわからない
・5年後には定年退職を迎えるが、その後の人生の明るい未来が見えてこない
これらの悩みは「人生の目的地」さえあれば、消えていきます。
ここまで読んで「その肝心のやりたいことがない」という方もいらっしゃるかもしれません。でも安心してください。自分では意識していないだけで、みなさんの心の奥底に、なりたい自分ややりたいことは必ず眠っています。それを導き出すのがビジョン・ロードマップです。

