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北陸新幹線、敦賀からの延伸ルート7月までに決定!注目の地域は?

2026年3月6日、北陸新幹線の敦賀(福井県)-新大阪の延伸を議論する与党整備委員会は国会内で初会合を開き、今国会中(2026年7月17日まで)にルートを決定することで合意しました。今後議論を詰める段階となりますが、敦賀から小浜(福井県)を経由し、美山(京都府)・桂川(京都府)を経て新大阪へ繋がる「小浜・京都ルート」が有力視されています。

新駅が期待される3か所

階段を登る 【画像出典元】「stock.adobe.com/dwara」

2025年に高市内閣が発足してから紆余曲折の末、日本維新の会が与党入りしました。同党は大阪発の地域政党を祖としており、現在も大阪都構想の主張をしています。このタイミングで急遽、北陸新幹線の延伸話が進んだのも、同党が与党入りした上で2月の総選挙に勝利したことも決して無縁ではないでしょう。

さて、新幹線の延線はどのような効果があるのでしょうか。まず、それまで大動脈として人や物流の動きが無かったところに、導線が設けられることになります。それまでと比較して移動時間が1時間程度短縮される「程度」としても、遠出先に選ばれる確率や流通の向上はそれより何倍も期待できるものです。そして、延伸途中に新駅が設置される地域は、際立って大きな経済効果が見込めます。

小浜・京都ルートに決定すると、新駅の有力候補地となるのは以下の3カ所です。東海道新幹線の「のぞみ・こだま」のように、すべての新幹線が止まる可能性は低いですが、それを踏まえた上で見ていきましょう。

東小浜(福井県)

福井県西部の小浜市周辺に新駅建設が期待されています。若狭地域としての観光推進が期待されます。旧日本海軍の拠点で名高い舞鶴市(京都府)もあらためて注目されることでしょう。

美山(京都府)

京都市街地の北部にある美山町周辺です。小浜市から京都市へ繋がる国道162号沿いへの建設が考えられますが、いわゆる山道を縦断する国道であり、どこに新駅および周辺市街地を造成していくのか検討もつきません。

桂川(京都市内)

京都市中心部の西側、桂川駅周辺が予定地とされているようです。既に東海道新幹線が通っている場所のため、新駅をつくり同線と連結するか、10分程度で京都駅に移動できるようにする想定がされています。

ここから新大阪へは既存の新幹線も駅がないため、新駅は以上の3駅と考えられます。

北陸新幹線が延伸することの効果

城下町金沢 【画像出典元】「stock.adobe.com/mtaira」

では新駅が期待される地域の活性化のほかに、どのような効果が期待できるのでしょうか。

京阪神から北陸へのアクセス

何より期待されるのは、京阪神(京都・大阪・神戸)から北陸地域へのアクセス向上です。現行の特急は最高時速130kmですが、北陸新幹線は倍の速さである時速260kmで走行しています。

現在、大阪から金沢の所要時間は約2時間5分ですが、延伸により約1時間20分に短縮されます。観光の利便性のほか、ビジネス面への寄与も大きなものとなるでしょう。京阪神から見て、その先の富山・新潟への利便性向上も大きいものです。

流通面の効果も大きいものです。朝獲れた若狭地方の海産物を、これまでの半分の時間で京阪神地域に運べます。京都・大阪・神戸を合わせた京阪神都市圏の人口は約1,200万人と言われています。既に金沢は開通済みの北陸新幹線で東京と繋がっていますが、距離自体が遠いため約2時間半の所要時間がかかります。京阪神と繋がり、約1時間強でこれだけの都市と繋がる魅力は、とても大きなものです。

災害時の代替ラインとしての期待

また北陸新幹線が延伸すると、「東京・大阪間の多重化」が実現できます。現在の東海道線の周辺は南海トラフなど巨大地震に見舞われるリスクがあり、代替手段としてのリニア(中央新幹線)も建設の遅れが課題となっています。

第3の手段として東京・大阪間を移動できるようになれば、万が一の場合に対する国土強靭化にも繋がります。より大阪(新大阪)の存在感が高まり、「ハブ」としての価値も高まります。関西国際空港や、神戸空港の利用価値も高まるものでしょう。

北陸新幹線の延伸には、20年以上の歳月が必要とされています。20数年後、この国は一体どのような国になっているのでしょうか。

人口減少の進む日本において、地域間を貫く大規模なインフラの必要性は年々減少しています。今回の北陸新幹線延伸と建設中のリニアの後、ゼロから何かを建設するという取り組みは難しいのではないでしょうか。そう考えると、最後の大型インフラの可能性も高いのです。

2026年、まずは建設ルートが決定し、大きな盛り上がりを見せることでしょう。そこから実際の建設が進む中で、さまざま問題が生じることと思います。京阪神から見て金沢の先には「能登地方」があります。2024年1月に発生した大地震からの復興はいまだ途中であり、今後京阪神からの動脈が期待できることで観光地としてのスポットが再度当たることになるのでしょうか。まずは取り組みの進展が報じられる時を待ちたいと思います。

配信元: mymo

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