「ママにお願いして、お小遣いをあげてもらえば」。罪悪感のない息子に唖然
実は20万円は男性のお小遣いの2カ月分に相当する金額。ところが「そのことをバカ息子に伝えると、息子が言ったのは『ママにお願いして、お小遣いをあげてもらえば』」というまさかの返答でした。
「私が子どもの頃も、親のサイフからお金をくすねることはあった」と正直に明かす男性ですが「それでも小銭程度のこと」。

息子の言動に「今の子どもは、小銭をお金と思ってない、課金をお金と思ってない」と世代間の金銭感覚の違いに唖然とした男性。
「偏差値が高い学校に通わせているが、20万円を課金に使った罪悪感が息子に感じられず、息子の将来に不安を感じる」と続けました。
困った男性は学校の三者面談でクラス担任に相談することにします。そこで発覚したのは、息子が「親からカードを渡されている」と主張していた友達の多くが「担任の先生が手を焼く生徒達」だったことでした。
もともと経済的に多少の無理をして、息子をその学校に通わせている男性は、息子に渡していたカードの限度額を引き下げることを決断しました。
ただ、周囲の友人は裕福で「毎月のお小遣いが中学生で10万円はザラ」という息子からは「うちだけだよ、限度額を下げたのは、恥ずかしい」と不満をぶつけられてしまったそうです。
スポーツで変わり始めた息子。一方の親は、今の子どもに親世代の価値観は“馬の耳に念仏”だと痛感
中学生の一般的なお小遣い相場とはかけ離れた環境に悩んだ男性は、クラス担任にカードの限度額を下げたことを含め、今後の対応を相談します。
そこで勧められたのが「サマースクールに通わせて、他の学校に通う子と関われば、価値観が変わるかもしれませんよ」ということ。

言われたとおりに実行してみたところ、息子はスマホゲームよりもスポーツを好むようになり、通っている学校でもクラブに入部しました。
「クラブ活動にメッチャお金が掛かり、課金のほうが安いくらい」と苦笑する男性。それでも、変わり始めた息子の様子に「親としては、グラウンドで汗を流す息子の姿に、うれしく思う」と安堵しているようです。
一方で、男性は「息子が通うお坊ちゃま学校では、親の経済力が問われるため、お金のことで学校に相談をするのは間違いだった、と反省している。親に経済力がないと判断されてしまうと、子どもの進路に影響を及ぼす」との後悔も口にします。
今回のトラブルを通して、今を生きる子どもたちに、自分たち親世代が育った時代の価値観を振りかざしても“馬の耳に念仏”だと痛感したという男性。
「親が思っている以上に、子どもの世界は広く、そして潜在化している」と、子どもの環境や価値観を理解することの難しさを学んだと教えてくれました。
(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年3月、「子どもにまつわるお金トラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。
