技術の歴史も最新も。神保町を世界とつなぐ「MIZUNO TOKYO」

神保町にはスポーツ用品を扱うお店は多いが、ナショナルメーカーの直営店、しかもフラッグシップショップとなると「ミズノ」以外にはないだろう。
1912年(大正元年)に東京支店として3階建ての商店からスタートしたのが、ミズノの神保町における歴史。その場を移ることなく、2020年に4度目のリニューアルを敢行し、全8フロアで構成するグローバルフラッグシップストア「MIZUNO TOKYO」となった。

まだ真新しく見えるビルを訪れると、まるでセレクトショップのような洒落た空間が出迎えてくれた。スポーツシーンだけでなく、ファッションシーンにおいても今多くの人気を集めているスニーカーがズラリと並ぶ姿が、ここが単なるスポーツショップではないことを示唆する。

当日取材に対応してくれた2Fフロアマネジャーの小泉さんによると、「ライフスタイル提案にも力を入れています。プロスポーツ選手においても、昨今はオシャレであることやクールであることも人気の要因です。ミズノが培ってきた技術をベースに、ファッション性の高いアイテムも提供しています」。

歴史に裏打ちされた確かな機能性と、シーズン毎に新しい出会いをもたらすファッション性、その両方を全8フロアという大ボリュームで感じられるからこそ、MIZUNO TOKYOはあらゆる人にとって“何度も訪れる場所”となっているのだ。
ではなぜ、渋谷や原宿など若者が集まる街に移転しないのだろうか。

「やはり神保町は東京におけるミズノの出発の地。いわば基礎です。それに、神保町は多種多様な人が集まる街です。大学が多く、毎年全国から若者が新たに集まってきます」。

「また、楽器街であるお茶の水から流れてくる人も多く、さらには皇居も近いとあって男女を問わずランナーのお客様も多い。東京駅や秋葉原からも近いですからね」。日本でスポーツの国際大会が行われた際には、海外からのお客さまが同店に押し寄せるとか。もちろん、グローバルフラッグシップストアとあって各専門フロアの充実ぶりも見どころだ。

シグネチャーモデルからキッズサイズまで豊富に揃えるとともに、グラブなどの修理コーナーも常設される圧巻の野球フロア。ランニング、柔道、サッカー、ライフスタイル、ゴルフなど競技ごとのフロアは、一度では見きれないラインナップに加え、シューズやバットの職人・クラフトマンによる作製会や相談会なども頻繁に開催される。
「こういった作製会も相談会も、岐阜県や兵庫県など国内に工場を置き、独自の技術を継承してきたミズノならではだと思います。ここ神保町は、世界にジャパンブランドの魅力を発信する拠点でもあるんです」。

日本の古き良き街を継承する神保町で、MIZUNO TOKYOはスポーツの歴史の重厚感と最先端のスピード感を国内外に広げるさながら前線基地。スポーツを愛するすべての人が、定点観測すべきスポットなのだ。
街にいながらいろいろなモノやコトとつながれる
ただモノを買うだけではなく、歴史に触れ、人に触れ、ときに世界とも触れ合える。
再開発が加速する東京にあって、いまだ昭和の面影を残す神保町で営みを続けるさかいやスポーツとMIZUNO TOKYOは、アウトドアやスポーツの楽しさを街にいながら感じさせてくれる。
そして、通ううちに気づくはず。神保町を通じてアウトドアやスポーツがいつしか日常となり、街で過ごす中で欠けたココロとカラダの何かを、街にいながら整えられることを。
