「表明して、拍手される」——2つの行為が指す、同じ場所
作る人と、選んで届ける人。媒体は違っても、由井さんは2つの行為を「自己表現」というひとつのことばでつなげた。
「自己表現をして認められる、っていうのが、やっぱり一番人間気持ちいいですよね。(ZINEを)作る人も、(棚主として本を)選ぶ人も、いろいろあって良いと思うんですけど、その一番根源的な『表明して拍手される』、この連関が良いんじゃないでしょうか」。
そう。ZINEを作ることも、棚に本を並べることも、突き詰めれば構造は同じかもしれない。「自分はこれが好きだ」という表明と、それが誰かに届く瞬間。媒体が紙であれ、棚であれ、自己表現でつながる世界がそこにある。


実際、PASSAGEでも、お気に入りの本のキュレーションだけでなく、自ら発行するZINEを棚に置いている棚主も多い。好みが近い棚を「推し棚」として通い続ける来店者もいる。交流会では棚主が名刺代わりの棚名入りカードを胸につけ、初対面の人に自分の棚をQRコードで案内する。本を介して、人と人のつながりが生まれているのだ。
『衣食住バスケ』を作ったはやしまりなさんが言っていた言葉が、ここで重なる。「この気持ちをひとりの中でとどめておけない」。その衝動の先に、ZINEがあり、棚がある。
神保町は、「本が好き」の先に何があるかを教えてくれる街なのだ。
PASSAGE by ALL REVIEWS(1号店)
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最寄り:都営地下鉄「神保町」駅A7出口 徒歩約2分
営業時間:12:00 〜 19:00
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