◆「10円玉を靴に入れる」×
いまだにやっている方がいるのでしょうか? 私もかつて実験しましたが、効果はほぼゼロでした。理屈としては合っているんです。銅に抗菌性があるのは事実ですが、靴の中での接触面積が小さすぎて、効果が追いつきません。脱いだ靴に複数枚入れて一晩置くと多少の効果はありますが、そもそも同じ靴を履き続けている状態が問題です。汗をかいたTシャツを連日着続けているのと同じで、根本的な解決にはなりません。
以上が「良かれと思ってやっているのに逆効果になりやすい」代表例です。ここからは、実際に効果のあった対策を紹介します。
◆足にフィットした靴を履く
「きつい」「ゆるい」「痛い」と感じる靴は、例外なくニオイの原因になります。靴のフィット感とニオイは一見関係なさそうですが、実は直結しています。足底は、摩擦や圧迫といったストレスを受けると、発汗が増えます(Boucsein, W.『Electrodermal Activity』第2版、2012年)。特にゆるい靴は足が中で動き、角質が削れやすくなり、「ゆるいのに蒸れる」という状態が起きます。
完璧なフィットは難しくても、紐をしっかり結ぶ、タンパッドを使うといった調整だけで改善することも多いです。筆者は甲が薄いので、コロンブスのタンパッドを愛用しています。


