「お前が稼ぐならいいよ」すれ違いから見つけた、夫婦円満の秘訣

「若い頃は、夫婦喧嘩が山のようにありました」(笑)。
kaoさんはそう言って、屈託なく笑います。
当時の夫は、家事や育児を一切しない「昭和の代表」のようなタイプ。不満を口にすれば、「お前が稼いでくれるなら変わってもいい」という言葉が返ってくる。プライドの高い夫との間には、埋めがたい溝がありました。
そんな関係が劇的に変わったのは、夫が退職までの約15年間、単身赴任を経験したことでした。
一人で生活する中で、掃除や洗濯を自分でこなす習慣が自然と身についたのです。
赴任を終えて家に戻った当初は「手伝う」という雰囲気だった夫が、1年も経つ頃にはすっかり「洗濯掃除係」に。几帳面な性格の夫は掃除に向いており、今ではkaoさんが洗濯をすることはほとんどないと言います。「雑な性格」を自認する彼女にとって、これは大きな助けとなりました。
しかし、関係改善の秘訣はそれだけではありません。
ある時、Instagramで目にした円満な夫婦の投稿。そこには、奥さんが常に夫を褒め、大切にしている姿がありました。
「これだ!と思いました。私は夫を褒めていない、攻め口調で話している、と気付かされたんです」。
この気付きから、kaoさんは意識を変えました。
「感謝の言葉を述べるように気を付けているんです」
仕事柄、人を褒めることの大切さを実感していたことも後押しになりました。スタッフとの面談では、まず相手を褒めることから始める。その姿勢は、家庭でも同じ。
かつてのすれ違いを乗り越え、互いを尊重し合う現在の関係は、一つの気付きと、感謝を言葉にする勇気から生まれたのです。
無理なく、私らしく。暮らしを彩る3つのヒント

約10年前にInstagramを始めたkaoさん。そのきっかけは、近所の主婦に料理を教えたり、友人の誕生日会で料理を振る舞ったりしていた様子を見ていた子どもたちからの「せっかくだから記録になるから発信したら?」というすすめでした。
会社員と発信活動。多忙な毎日を、kaoさんはどう乗りこなしているのでしょうか。誰でも真似できる、3つのヒントを教えてもらいました。
1. 「不慣れでも動画」。発信のハードルを越える
Instagram当初はフォロワーも少なく、豪華な他の料理アカウントを見ては「自分の投稿なんてただの平民の料理だ」とコンプレックスを感じていたそう。
転機は3〜4年前、「動画」を投稿したことでした。おせち料理を作る動画が何十万回も再生され、フォロワーは一気に数万人規模に!
- 不慣れでも、まずは動画を撮って編集してみる。
- 苦手意識を持たず、TikTokなど新しいプラットフォームにも挑戦してみる。
2. 「まずはレシピ通りに作る」。料理上達の最短ルート

料理好きが高じて発信を始めたkaoさん。上達の秘訣は驚くほどシンプルです。「人々はレシピ通りに作らずにアレンジしてしまうため、上達しない」と彼女は指摘します。
- 最低1回は、必ずレシピに忠実に作ってみる。
- その味を基準にしてから、自分流のアレンジを加える。
3. 「疲れたら寝る」。積極的休養と一人時間

無理なく続けるためには、心と体のメンテナンスが不可欠。kaoさんは、意識的に休息の時間を作っています。
- 疲れたと感じたら、何よりも「寝る」ことを優先する。
- 月に数回、二度寝やゴロゴロして過ごす「積極的休養日」を設ける。
- 夕食後、近所のカフェに出かけたり、夜に一人でお茶を飲んだりする時間でリフレッシュする。

