水天一碧の絶景の中に浮かぶ“インフィニティのような露天風呂”
「湯出ずる国」を語源とする伊豆。その中でも温泉地として名高い熱海・伊豆山エリアの泉質は、カルシウム・ナトリウム ー 硫酸塩・塩化物温泉で、切り傷や冷え性、肌荒れが気になる人には、特におすすめです。この天然温泉が、全客室のバルコニーにしつらえられたプライベートな露天風呂と、開放感あふれる展望露天風呂のいずれも堪能することができます。ともに眼下に相模湾を望めるシチュエーションにあるという贅沢(ぜいたく)さ。とりわけ大海原と空が一つに溶け合い、さまざまなブルーのグラデーションが永遠に続くような展望露天風呂からの眺めは、飽きることなくいつまでも見ていたくなる癒やしの美景です。


海の幸を中心にした和食を会席スタイルで味わえるダイニング「六つ喜」も「熱海・伊豆山 佳ら久」に宿泊する際の大きな魅力です。味覚はもちろんのこと、触覚、嗅覚、聴覚、視覚にアプローチする珠玉の会席は、日本の伝統的な調理法を重んじながら、季節ごとの素材を取り入れたストーリー性を感じさせるもの。一皿一皿に繊細な工夫が施され、各テーブルごとに土鍋で炊いてくれる季節の炊き込みごはんも絶品でした。


スチームテントと富士山溶岩プレートで温めて巡らせる“現代の湯治”
「熱海・伊豆山 佳ら久」を訪れたら、必ず立ち寄りたいのが展望露天風呂と同じフロアにあるスパ「Izusan Spa AIOI」です。熱海・伊豆山に伝わる神話をもとに考えられたトリートメントの数々に、受ける前からワクワクさせられることうけあい。その中から私が選んだシグネチャーコレクション「Kōmamori Journey - 香守りジャーニー」は、その日の気分にしっくりくる香りとパワーストーンで自分だけのお守りを作るミニワークショップのような体験から始まる、それはもう楽しいコースです。


その後、トリートメントルームに入ったら、バスローブを着たまま、椅子の下から蒸気が立ち上るハーブテントに10分ほど入って全身を内側から温めます。ベッドに横たわってからは、富士山のエネルギーを宿す溶岩プレートで背中を温めながら、ストレッチ的な要素もあるボディトリートメントを行います。巡りがよくなり、滞っていたものが解き放たれていくような感覚に、ぐっすり眠ってしまいました。最後に行われる、オイルを頭皮にたっぷりつけて行う“五行ヘッド”という手技は、アーユルヴェーダのシロダーラのような瞑想(めいそう)感が得られる不思議な心地よさ。体だけでなく脳疲労や眼精疲労も和らぐようで、トリートメント後は、頭がすっきりクリアに。滞りが浄化されるだけでなく、新たな活力も湧いてくるようなトリートメントでした。


JR熱海駅から車で7分程度というアクセスなので、週末や休日に、家族や友人と行くのもいいし、一人でゆっくり“湯治”しに行くのもよさそう。雄大な自然に心身が解放され、新たなエネルギーに満たされることでしょう。

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