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「花見は廃止しました」「歓迎会は行きません」令和の新入社員の行動に思わずア然…『飲み会を労働時間に含む』驚きの調査結果も

「花見は廃止しました」「歓迎会は行きません」令和の新入社員の行動に思わずア然…『飲み会を労働時間に含む』驚きの調査結果も

◆令和の新入社員ならではの優しさや正義感も

今回はネガティブな世代間の違いを紹介したが、ポジティブな面もあるのだという。

困っていそうな派遣スタッフに「何でも聞いて下さい」と自ら声をかける優しさ、先輩が上司から雑用を押し付けられている姿を見て「それ、〇〇さんに頼むことじゃなくないですか?」と助け舟を出す正義感は、どの世代よりも強いのだとか。彼らが上司になった時、どんな職場が出来上がっているのか、今から楽しみである。

◆■「伝統の崩壊」の先に生まれる、新しい組織の形

今回紹介したエピソードを「単なるわがまま」や「マナー欠如」と切り捨てるのは簡単です。しかし、そこには明確な社会構造の変化が表れています。

前述の調査(東京商工リサーチ TSRデータインサイト)によれば、歓迎会や懇親会に「制限を設けていない」と回答した企業が90.0%にのぼるにもかかわらず、実際の開催率はコロナ禍以降で「最低」を更新し続けています。さらに注目すべきは、「開催する」と回答した企業のうち、「お花見、歓迎会・懇親会」を労働時間に含むと回答した企業が18.5%にのぼったという事実です。これは、もはやこうした行事が自発的な親睦の場ではなく、参加者の心理的負担を考慮し、業務として組み込まなければ成立しにくい「苦肉の策」になっている側面を物語っています。

「とりあえずビール」や「新人の場所取り」といった、かつてのメガバンクを支えた“古いOS”が強制終了され、個人と会社の距離感が再定義されている今。彼らがもたらしているのは、単なる反抗ではなく、効率と合理性を重んじる「令和の正義」という捉え方もできるかもしれません。

「花見は廃止しました」と言い切る彼らが将来、組織の中核を担うようになったとき。日本の組織は私たちが知る姿とは全く別の、より風通しの良い場所へと変わっていく可能性を秘めているのではないでしょうか。

<取材・文/綾部まと 再構成/日刊SPA!編集部>

【綾部まと】
ライター、作家。主に金融や恋愛について執筆。メガバンク法人営業・経済メディアで働いた経験から、金融女子の観点で記事を寄稿。趣味はサウナ。X(旧Twitter):@yel_ranunculus、note:@happymother
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