昼食も夕食も日本より遅いフランスは、おやつ時間も16時。パリジェンヌが普段食べているおやつを紹介します。
〈メール〉のゴーフル
―1 枚€3.30―

フランスではワッフルのことをゴーフルと呼ぶ。ワッフルといえばふわふわのパンケーキのようなものを想像しがちだが、フランスのものは一味違う。バターたっぷりの発酵生地を模様の付いた鉄板で薄く焼き、ヴェルジョワーズ(甜菜糖)とバターのクリームを挟んだものをさすのだ。薄い生地と、じゃりっとした砂糖の粒、バタークリームのコンビネーションが独特だ。その名は「浮き出し模様をつける」という言葉に由来し、フランス北部の街・リールが発祥といわれる。リールに本店を構える老舗『メール』では、1849年から続くレシピを現在も守り続けており、マダガスカルバニラや季節限定など、多彩なフレーバーを楽しむことができる。

文・写真/紀中麻紀
パリでケータリングを主宰。お菓子と猫好き。
instagram.com/makikinaka_aubonmparis

NEW STANDARDS / これからの、スタンダード。&Premium No. 149
これからの私たちの「もの選び」は、どのように変わっていくのでしょう。暮らしの道具や日々の装いにおいて「本当に必要なもの」を問い直すとき、まず浮かぶのが「スタンダード」という基準です。一時的な流行を追うのでなく、いつまでも着たい、使いたいと思えるもの。つくりのよさ、機能とデザインが生む美しさ、そして作り手の心が伝わるもの。しかし、センスのいい大人たちは「定番だから」という理由だけで、ものを選んでいるわけではないようです。もう一歩先に踏み込み、自らの感覚を物差しにして摑み取っているのは「これからの、スタンダード」。すでにスタンダードになっているものを深く知り、ときには失敗を重ね、時間をかけて使い続け、本当に信頼のおけるものと出合う。そういった丁寧な歩みこそが人それぞれのBetter Life をかたちづくるのだと&Premiumは思います。未来の定番を見つけ出すために必要なのは「自分を知る」こと。心地よくて誠実な「スタンダード」探しの入り口は、ここにあります。
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