◆メンバーは「友達ではなかった」
――メンバー間は仲が良かったですか?小泉りあ:仲良くなるのはダメだって言われていました。連絡先は交換していましたが、ライバルであって友達ではないって言われてました。私は誰かが1番になったりすることがうれしかったのですが、それも喜んではダメだって。私は納得してなかったのですが、「言いたいことがあるなら売り上げを持って来い」って言われてしまって。でも、これも時代ですよね。メンバーを競わせてグループを活性化させることが目的なのはわかります。
――そんな中で、『中年純情物語〜地下アイドルに恋して~』に登場したキヨちゃんと出会うんですね。
小泉りあ:秋葉原に移って定期ライブをしていて、他のファンの方が連れてきてくれたんだと思います。ただ当時、私はファンがゼロみたいな頃。そんな中で、キヨちゃんが私に「応援します」と言ってくれました。
――キヨちゃんはどんなファンでしたか?
小泉りあ:基本的には他のファンと変わらないと思います。愛情が強すぎてトラブルになったこともありました。私から厳しく注意をしたこともあって、そんな時は無言のまま下を向いていました。
◆ビジネスモデルに限界を感じて、番組内で卒業を発表
――そもそも、なぜ『ノンフィクション』に取り上げられることになったのですか?小泉りあ:メンバーが、グループをどうにかしたいってよく異業種交流会に参加していたんです。その中で、秋葉原について取り上げたいというディレクターさんと出会ったそうです。そこでそのディレクターさんが取材をする中で、キヨちゃんを気に入ったという流れでした。
――番組内では卒業が発表されました。
小泉りあ:事業としては売り上げが伸びないということで、このアイドル事業をなくす方向になっていきました。でも当時、メンバー同士ではすごく頑張っていたという自負はあったんです。ただ、これ以上、頑張れっていっても現実的には今いるお客さんにもっとお金を出してもらうという方法しかなくて。このやり方も限度はありますよね。他にも店長と会社側でトラブルもありました。そんな中でメンバーからも、こんなに頑張っていてもうまくいかないならもう辞めようという話になっていったんです。
――小泉さんの当時の心境は?
小泉りあ:実は番組に取材をされていた頃って、キヨちゃんがファンになってくれるって言ってくれたこともあって、私はやる気が出てきたところでした。ただタイミングが悪かったですね。直前まで、私はどうするかとても悩みました。この時にはスタッフさんへの恩も感じていましたし。私たちを支えてくれていたことは事実なので簡単に「もう、いいや」とは言いたくなかったんです。なかなか自分がどうするかは事務所に言えませんでした。それでも番組で放送をされた通り、結局は卒業することになりました。

