◆⑤“前回の空気感”を求める
「この前は、みんながカラオケ熱唱モードだったから、今日もカラオケしにきたのに」不満そうにそんなこと言われても……。スナックは毎回違う空気を楽しむ場所です。仮に前回盛り上がっていたからといって、その日も同じように盛り上がるとは限りません。カラオケで熱狂しているときもあれば、しっとりと談笑するときもあります。
スナックは毎日、その場の空気で織りなす即興劇です。その場に居合わせたほかのお客様との掛け合いこそが醍醐味です。自分が主役ではないことを理解しなければいけません。
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スナックの女の子たちは、“親しみ”を演出するプロ。ですが、たった2回目では決して常連さんとはいえません。お店のルールや雰囲気を感じとり、ご自身とお店の相性が合うかどうかを、お互いに見定める期間です。謙虚に振る舞うことで、ほかのお客様やお店から「ぜひ常連になって欲しい!」と懇願される立場になれると思いますよ。
<TEXT/大谷麻稀>
【大谷麻稀(まきぱん)】
上野にてスナックを経営する28歳。大好きなお酒にコミットするべく鉄道会社を退職し、ほぼ未経験の世界へ転身。TOEIC910取得。趣味は海外一人旅。

