“クワイエット・ラグジュアリー”のさりげない世界観も素敵だが、一目で上質感が伝わり、愛用者の感性の高さを周囲に感じさせることができるロゴバッグは、永遠にすたれることがないファッションアイテム。
「ロゴバッグはトレンドに左右されないものが多く、一点手に入れれば長く活躍します。ロゴはブランドの顔となるので、考え抜かれたすえに生まれたもの。自然と魅力を感じるデザインになっているため、一点加えるだけで装いが洗練された印象になるのが特徴といえるでしょう。自分を語るアイデンティティーとしても有効です。シンプルな装いを好む人こそ、ぜひアクセントとして取り入れてはいかがでしょうか」と大沼さん。
今手に入れたい、タイプの異なる四つのロゴバッグをピックアップした。
①旅行にも活躍するトートタイプ
DIOR ジェンダーレスなトート
すっかり現代の新定番となった、ディオールの前クリエイティブ ディレクター、マリア・グラツィア・キウリが生み出した名品「ディオール ブックトート」。美しい柄が刺繍(ししゅう)されたテキスタイルは、エレガントな雰囲気ながら、容量もしっかりあり、軽くて実用的。写真はムッシュ ディオールが愛したバラの庭園が表現されている。ダークトーンでジェンダーレスに使えるので、パートナーとシェアしての愛用もあり。

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クリスチャン ディオール tel. 0120-02-1947
Chloé ブラックカラー
ストライプコットンキャンバスジャカードを使用した「クロエ キャリー」トートバッグのブラックカラーは、どんなシーンでも愛用できる。パソコンや資料もきれいに収まるので、ビジネスシーンにもおすすめ。トップハンドル、または取り外し可能なストラップで持ち方に変化を持たせることもできて便利。サイドにマグネットを備えているので、荷物に応じて写真のようにコンパクトな丸みを帯びたシルエットにすることも可能だ。

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クロエ カスタマーリレーションズ tel. 03-4226-3883
②クロスボディータイプ
STELLA McCARTNEY サステナブルな素材を採用
メッセンジャーバッグのようなシルエットが特徴のバッグ。フロントフラップにパンチング加工で表現されたステラ ロゴが人気だ。スマートフォン、小ぶりなウォレットなど、出かける際に必須のアイテムがきれいに収まるサイズ感。クロスボディーなので、旅先でも活躍する。ストラップは長さの調節と取り外しが可能で、ショルダーバッグやハンドバッグとして持つこともできる。ボディーやライニングはブランドが誇るヴィーガン素材で、ストラップはリサイクル素材とサステナブルにこだわっている点にも注目を。

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ステラ マッカートニー カスタマーサービス tel. 03-4540-1906
③上品なレザーのトップハンドルタイプ
Miu Miu 鮮やかなレッド
クラシカルなフォルムをミュウミュウならではの視点で再構築した、新たなデザインのトップハンドルが登場した。ミニマルなデザインと実用性を兼ね備えたフラットハンドルを採用し、レザーのレタリングロゴがフロントで存在感を添える。ボディーはシャインカーフレザーで、繊細な光沢としなやかさが特徴。ブラック、ホワイト、レッドの3色がそろうが、ダークトーンの装いが増える秋冬なら、鮮やかなレッドがコーディネートを華やかにしてくれる。

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ミュウミュウ クライアントサービス tel. 0120-45-1993
④毎日愛用するポーチ
LOEWE ジャカード素材
大切な身の回りの品を入れて持ち歩くポーチこそ、ロゴをあしらった特別感のあるものを愛用してはいかがだろうか。ロエベのジャカード素材のポーチは、軽くて薄いのでどんなバッグにも収まりやすい。カーフレザーの引き手がリュクス感をプラス。バッグの中では、明るい色のポーチの方が目立って探しやすいので、ナチュラルカラーである点もポイントが高い。

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ロエベ ジャパン クライアントサービス tel. 03-6215-6116
text: Rica Ogura
2025年秋冬ファッションはデニムがなければ始まらない【大沼こずえのin Style】
