
おしゃれなコーディネートは、せっかくの本棚だというのに雑貨ばかりを飾っています。かといって読書家の本棚は、大量の本がぎっしり詰まって図書館みたいになっています。我々には、この両極端な二択しか選択肢がないのでしょうか?
もちろん、そんなことはありません。インテリアは、自分にとってのちょうどいいバランスを見つけることが大切です。本日は、おしゃれな本棚を作るときの「基本の考え方」を共有いたします。
あ、ちょっとストップストップ。図書館みたいな本棚を誇りに思っている読書家はここで引き返してください。あなたの趣味を邪魔するつもりはありません。お互いの価値観を大切にしましょう。
◆本棚の基本は、ディスプレイブロックです

本棚は、物を置けるスペースがブロックごとに分かれています。その全部をディスプレイ用にしなくてもいいし、その全部を蔵書用にしなくてもいいんです。そんな決まりはないのです。
本棚の中に、ディスプレイ用のブロックを「いくつか」作るようにすること。これが本棚デコレーションの基本です。
インテリアの世界では、第一印象をとても大切にします。そしてまた、お部屋に非日常感を作ることも大切にします。本棚全体を見たときの第一印象が「普通」になってしまうのが一番マズいのです。だから少しでも非日常なブロックを作って、そこで本棚全体の印象を引っ張ってやるわけですね。
読書家の悲鳴が聞こえてくるような気もしますが、さきほど帰ってもらったので幻聴でしょう。どんな趣味の人だって、部屋をスッキリさせるためにはコレクションを厳選しています。本好きだけが免除される理屈はないので、ここはあきらめてください。
ディスプレイブロックが多ければ多いほどおしゃれになって、少なければ少ないほど本の収納量が増えます。それぞれのブロックの数に正解はありません。自分にとっての、ちょうどいいディスプレイブロックの数を考えるのがインテリアです。
「正解を教えろや」と言いたい気持ちはすごくわかるのですが、インテリア専門のアカウントが正解を実演した結果が、雑貨だらけの本棚です。そうなるのが嫌なら、ちゃんと自分で考えましょう。
自分自身が求めている、おしゃれさと蔵書量とのベストバランスを探るのです。両者をきちんと天秤にかけたうえで、どのくらいの蔵書ブロックが必要なのか、どのくらいならディスプレイブロックに譲れるのか、目を逸らさずに自問自答しましょう。
◆読書家が嫌がる装飾がおすすめ

そもそも、なんのためにディスプレイブロックを作っているかというと「普通の本棚っぽくない」第一印象を作り出すためにやっているわけです。なので、あまりに地味なものや、普通の本棚に置いてありそうな物を飾っても効果が期待できません。
ディスプレイブロックに飾る装飾は、「ハデならハデなほどいい」「オシャレならオシャレなほどいい」くらいに考えておくといいでしょう。……とはいえそれだけではイメージしにくいので、ひとつ奥義を伝授します。
ずばり、「読書家が嫌がる装飾」ほど効果絶大です。よくある本棚と真逆の第一印象を作れますからね。非常に論理的ですね。悲鳴が聞こえてきても幻聴です。
読書家は、本棚にオブジェを置くのは嫌がるだろうな。読書家は、本棚に植物を飾るのは嫌がるだろうな。読書家は、本棚に収納BOXを入れるのは嫌がるだろうな。そのヒラメキこそがチャンスです。
嫌がるからには嫌がる理由がある気もしますが、今は見た目の話です。それはそれ、これはこれ、切り離して考えましょう。参入障壁が高いからこそ目新しくて非日常な印象になるという因果関係もありますし、読書家が嫌がりそうなディスプレイのすべてを採用する必要もありません。
目指すのは、自分にとってのちょうどいいバランスです。ディスプレイブロックの数と同じように、自分だったらどれくらいおしゃれな印象を作りたいか、どれくらい非日常な雑貨なら飾っても許せるか、ぜひぜひ自己分析してみて下さい。

