◆石丸伸二氏が恋愛リアリティーショーに参加

出演にあたって「本当の恋愛をしたのはいつか」と質問されると、さっそく石丸節が全開。
「「本当の」って言われたので、要は真偽があるって前提で聞かれたじゃないですか」、「どれが偽かが言えないってことです」、「むしろ逆に世の皆さんに問うてみたいんですけど。その本気は合ってたんですか?ってね」
期待通りの発言でSNSを盛り上げていました。
一方、18歳年下のミス東大とツーショットになると、素が垣間見える展開に。初々しいというか、挙動不審というか、あたふたしながら背中に日焼け止めオイルを塗るギャップに、視聴者は“恋リアで期待していた石丸伸二そのもの”と、楽しんでいる様子です。
「この人好きじゃない」と言ったアレン様や、一連の発言に「…イヤ」と漏らした真木よう子のキャッチーなリアクションからも、このキャスティングは大成功だったと言えます。
◆ネタと化した“石丸構文”

それは、彼の話法がそのままセルフパロディ化していることです。「本当の恋」という言葉の定義や、それが成立する前提を質問し返すのは、政治家時代からの得意技です。決して話題の核心に触れることなく、時間を稼ぐだけ稼いで質問者の気力を萎えさせていく。それが一部の有権者には、とても賢く見えていたわけです。
しかし、かつては“オールドメディアを斬るニュースター”だと有権者を熱狂させていたものが、いまや完全にネタと化している。東京都知事選で旋風を巻き起こしたこと。その勢いで、岸田文雄首相(当時)の選挙区に乗り込み、国政にも打って出ようとしていたこと。その折々で時に有権者の神経を逆撫でしてきた言葉やロジックが、ここではエンタメとして好意的に消費されることで、かつての傲岸不遜な態度が許される空気が出来上がっている。
『恋愛病院』でただの見世物となった石丸伸二氏は、その意味で救済されるチャンスをつかんだとも言えるのです。
晒し者になるのと引き換えに、好感度を得られるかもしれない千載一遇の機会だからです。

