◆花粉をガードするだけでは不十分

「動物性油脂に多く含まれる飽和脂肪酸は取りすぎると体内で、アレルギー反応や炎症を引き起こす化学物質であるヒスタミンを過剰に放出させます。発酵過程でヒスタミンを生成するビールや赤ワインも同様。
また、免疫細胞の7割は腸にあるため、腸内環境を乱すものは、総じて症状を悪化させる原因となりやすい。気つけにエナジードリンクを飲む人も多いでしょうが、カフェインの血管収縮作用で粘膜が弱りやすくなるうえに過剰な砂糖による血糖値の乱れでストレスがかかり、炎症を引き起こしやすくなる点には注意が必要です」(伊藤氏)
◆ほかにも注意すべき食材
このほか、花粉に含まれるアレルゲン(アレルギー原因物質)に似たタンパク質を含む食材もあるという。「スギ花粉症の人はトマト、シラカバ花粉症の人はリンゴや桃などのバラ科の果物、ブタクサ花粉症の人はメロンやきゅうりなどのウリ科の食物を食べると、アレルギー症状を引き起こしてしまう可能性がある。アレルゲンは熱に弱いため加熱調理すればよいというケースもありますが」(同)
伊藤氏によると、毎日わずかなアレルゲンを舌の下に含ませる舌下免疫療法で徐々に花粉症を克服する人も増えているというが……症状を悪化させるアレルゲンの安易な摂取には要注意!

