◆「一部よりも二部がいい」という雰囲気を変えたい
――今回のツアーのコンセプト、「ファンの人たちにも参加してもらうライブ」というのは最初からあったもの?柳堀:そうですね。それはセットリストが出来上がったときからあって、私たちもどうやったらファンの皆さんが参加しやすくなるのか?っていうのを考えてきました。
塩釜:今までもそうなんですけど、その点はいつも以上に心掛けています。今回のツアーで初披露した新曲「Thank you! サンシャイン」は、ファンの方の僕青に対する思いだったり、楽しみにしていることだったり、そういうことが歌詞の中に入っています。そして、メンバーとファンの方とのコール&レスポンスもあるので、準備段階から一緒にライブを作るという思いや熱量は日に日に強くなっていきました。
柳堀:東京公演では、「Thank you! サンシャイン」の間奏の煽りを菜那ちゃんが担当していて、最初はセリフを決めてもいいという提案があったんですけど、決めずに自由にすることで毎公演、ライブの良さを感じてもらえる。そのほうが会場に来た方達もノリやすいという提案もあったよね。

柳堀:これまでのライブでオープニングから最初のMCまでのブロックが、私たちのなかではテンションが高いつもりなんですけど、映像を振り返ってみると、まだエンジンがかかりきっていない部分もあるなと感じることがあったので。けど、今回は一部からいつもより高い熱量で挑めていたなと思います。二公演目のほうがライブの波や乗り方もわかっているから盛り上がりやすい空気はあるんですが、その差を埋める努力はしないといけないなと思ったので。
――塩釜さんは東京公演で印象に残った曲、瞬間はありましたか。
塩釜:やっぱり今の僕青が出せているのは、「Thank you! サンシャイン」。メンバー自身がライブを楽しんでいる気持ちがより伝わる曲だなと。終盤の歌詞に私たちが円陣で使うフレーズも入っていて、そこでメンバー同士が目を合わせて、僕青の仲の良さや元気をファンの方にも届けられたのかなと思います。もちろんハプニングもあったんですけど、それに飲まれずにみんなでフォローし合いながら、初日を終えられたことは僕青の成長を感じられました。
◆予期せぬ事態に涙の早﨑すずき
――ハプニングというと、どういうことがありました?塩釜:先ほど話した「炭酸のせいじゃない」で、1部のときにピアノのキーが全然違うものが流れていて。ピアノのキーが半音上がる設定になってしまっていて、「ファ」を弾いても「ソ」が出ちゃうような状況だったんです。
柳堀:だから、すず(早﨑すずき)も弾き始めからめちゃくちゃ混乱していて。彼女は絶対音感を持ってるからこそ、弾いたら違う音が出てくることが訳がわからないっていう。曲が始まってから異変を感じて、ステージ上で仁愛(八木)と二人で目を合わせて、「キーを上げよう」っていう修正のジェスチャーをしていたんですけど、ラストに音が転調したらさらにキーが上がっていって、苦しい~!ってなってました(笑)

塩釜:彼女はかなり気にしてました。だからこそ、スタッフさんに「時間をかけて準備してきたものを届けることができないなら合唱をやらないほうがいいです」と言っていて。その気持ちもわかるけど、私は「次があるから、次はそんな事おきない大丈夫」って何度も声を掛けてました。
柳堀:少し落ち着いたあとに、すずと話したら、「もう最低を味わったから次は強い気持ちで挑める」っていうことを話していたので少し安心しました。
――どうなるのかなと思っていましたけど、二部では持ち直されてましたね。
柳堀:そうですね。歌いきれたことは誇りに思います。
塩釜:反省会では、「あれは逆に一旦止めて、仕切り直すのもアリだったんじゃない?」っていう話もあって。今回はしょうがないことだったけど、1部のようにならないような対策はしっかり話し合いました。
柳堀:うん。すずも自分のためじゃなくて、ライブが好きだし、僕青の合唱を届けるために弾いてくれているので。背負ってもらっている部分も大きいから。

