◆初のメンバーミーティングで目指すもの
――以前、SPA!の雲組連載で塩釜さんも「もっと枠から飛び出ていい。自ら手を挙げるメンバーが出てきてほしい」と話していましたね。塩釜:自分の意見が批判されるのが怖いとか、否定されたらどうしようっていうのを考えてる場合じゃないなと思います。
そういうことよくあるんですよ。周りの目線が怖くてちょっと言えなかったなみたいな。そういう気持ちには差があるので、理解しているメンバーと、理解していないメンバーがいるから、それが1つにまとまるともっと強くなれるのになって思うところはあります。

柳堀:何かできるのかは、2人でよく喋ってますね。
塩釜:自分たちの意見を言うことが習慣化されていないので、全体だとどうしても雲組メンバーの声が少なくなったりする。だから、まずはメンバーたちだけで集まって話し合うことが大事だと思って、4月4日の宮城・仙台公演の前にメンバーミーティングをやることになってます。
――今まではなかった?
柳堀:楽屋でラフに話すことはあったんですけど、メンバーだけでちゃんと時間を取って会議するっていうことはなかったです。
塩釜:そこで、みんなの意見が聞きたいです。
◆リーダーと副リーダーでちょうどいいバランス
――そういう問題点や改善点もお二人で共有はされているんですね。柳堀:お互いに気づいたことがあれば、すぐに共有することが多いです。「今日は●●は大丈夫そう?」とか細かいことも話したりします。
塩釜:花怜は私に対しても厳しい意見もくれるんですよ。私は一度、メンバーに厳しくしすぎてしまったというか。活動しているとスタッフさんとメンバー、どちらの意見もあって、それを中立の立場で調整するのがリーダーの役割かなと思うんですけど。それを私が1人でやっていたときに、メンバーに言えなくなって甘くなってしまう部分があったんですけど、そこは花怜が副リーダーとして客観的に見た僕青に対する意見をくれるので、今はちょうどいいバランスかなって思います。

――初めてのメンバーミーティングの主な議題は全国ツアーについて?
塩釜:東京公演の振り返りやツアーのこともそうですけど、今後のライブでやりたいことも。僕青のライブの強みが、自分達でもパッとは出せないことがあるんですよ。合唱やストンプを披露していますけど、自分たち発信のものがあまりなかったりするので一度考えてみたいなって。
柳堀:YouTubeとかファンクラブでやってみたい企画とかも聞いてみたい。
塩釜:やっぱり私たちも普段一緒にいるメンバーが偏っちゃっているので、普段聞けない声とかも聞けたらいいよね。メンバーが気になってることや改善点など、今考えていることを話し合う時間になればいいなと思っています。
◆僕青の起爆剤になってくれる存在
――6枚目シングルで雲組にいらっしゃった塩釜さんから見て、発言力に期待している雲組メンバーっていたりしますか?塩釜:(伊藤)ゆずちゃんかな。7枚目シングルで、ゆずちゃんが雲組のリーダーを務めていたことは知ってるので。彼女は4枚目シングルから雲組にいるから、メンバーの気持ちも分かりつつ、具体的な案とかを出してくれるんじゃないかなって。最年長メンバーで、「ゆずちゃんだからついていこう」っていう気持ちもあるので。あとは意見を出してくれてたら面白いなって思ってるのが、(工藤)唯愛と(八重樫)美伊咲です。2人が意見してくれたら、みんなが意見をいうようになると思う。

塩釜:これからの僕青の起爆剤になってくれる存在で、急成長ぶりはみんな感じていると思うので、彼女たちが今何を考えいるのか?は気になりますね。
――発言力に限らず、このツアーの中で近くにいるメンバーだからこそ思う注目してほしいメンバーは?
塩釜:やっぱり杉浦さんがメインメンバーを務める「視線のラブレター」の入りが毎回違うんですよ(笑)。レッスン中に見ていても、しっとり系とかトキメキきゅん系とかあるんので、パフォーマンス中の気持ちの違いを見せられるが彼女の強みだなって。
柳堀:ツアーパンフレットで、メンバーが語っている推し曲についてのページをぜひ見てほしいです(笑)。
――杉浦さんが1部の開演15分前にシャワーを浴びて、髪の毛がビショビショで円陣に現れたときは驚きましたけど(笑)
塩釜:あの子はもうパッションで生きているので。

柳堀:(今井)優希とか、結構ヒヤヒヤするよね(笑)。
塩釜:ゆきっちは面白い。
◆地方公演で食べ物以上に楽しみなモノ
――地方公演で楽しみにしていることは?柳堀:食べ物!と言いたいところですが……、メンバーの煽りです。地方によって変えてくると思うので、それ結構楽しみにしてますね。去年までは「みんな盛り上がっていこう」「楽しんでいこう」みたいな3パターンを多用し過ぎていてし、演出の方から「だったら煽りは要らないんじゃない?」っていうことも言われた時期もあったんですよ。雲組公演を観ているときにメンバーの煽りを見て気づくこともあったので、今回のツアーはメンバーの可愛い方言とかも聞きたい(笑)

塩釜:中打ち上げというか、その機会を1回もらえるっていうのは聞いてます。
――塩釜さんが楽しみにしていることは?
塩釜:毎公演に来てくださるファンの方もいると思うんですけど、地方でお会するファンの方ですね。今回は一緒にライブを作るっていうことで、(金澤)亜美がMC中に「そこのお兄さん、盛り上がれますか!」っていう確定ファンサをしているので、初めて僕青ライブに来る方にもドキドキしていてほしいです。新しい出会いがあると、僕青は前に進んでいるなっていう実感できる時間でもあるので。
◆僕青が目指す「頂」
――そして、ツアーファイナルはグループ初の野外ライブです。現在はどんなビジョンが見えていますか。塩釜:河口湖ステラシアターを下見に行ったときに、段差があって通路も広がってので、客席を練り歩いて水を放出したいねって。でも、6月はまだ寒くない?っていう。
柳堀:富士山のふもとだから。温泉とか混ぜたらいけないかな。帰ったら美肌になってる!っていう(笑)。いつもはステージにいるので、ファンの皆さんの近くにいきたいね。

柳堀:(隣りを指を指して)
塩釜:私です……。
――ステージの1番後ろでスタッフたちと見ていたんですけど、ザワザワしてました。
塩釜:やばいやばいやばい。思ったことをすぐ言っちゃう。
柳堀:その寄せ書きに触れたの私なんですけど、「頂って何~?」って聞こえたから、「山頂、トップってことだよ!」って言ったじゃん。
塩釜:バレないようにサッと後ろに隠れました。
柳堀:そういうメンバーがほんと多いよね(笑)

塩釜:アーティストの頂です! 僕青はアイドルにとどまりたくないって思いますし、アイドルに興味ない人でも知っているグループになりたい。デビュー当時に出演させてもらった音楽番組に出演しているアーティストさんをテレビで見るとちょっと悔しい、だから僕青もその場所にまた戻るんだっていう気持ちになりますね。
柳堀:そうなりたい。テレビに出たアーティストさんの話って学校の友達とかと共有して盛り上がれるじゃないですか。そういう空間に僕青がいれたらいいなって思います。
【僕が見たかった青空】
2023年6月15日に結成したアイドルグループ「僕が見たかった青空」(通称「僕青」)。7枚目シングル「あれはフェアリー」が発売中。6月3日(水)には結成3周年を迎えるタイミングでアニバーサリーシングルとして8thシングルがリリースされることを発表。現在「僕が見たかった青空 全国ツアー2026」を開催中。6月20日(土)には河口湖ステラシアターにて「結成3周年記念 僕が観たかった『青空野外』ライブ2026」の開催も決定した。最新情報は公式HPをチェック
<取材・文/吉岡 俊 撮影/山田耕司>
―[あの日夢見た雲組]―

