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「GMARCH」を目指す偏差値40の息子に「720万円溶かした」47歳父。中学受験で世帯年収2000万の夫婦関係に亀裂が入るまで

「GMARCH」を目指す偏差値40の息子に「720万円溶かした」47歳父。中学受験で世帯年収2000万の夫婦関係に亀裂が入るまで

◆ひと月の「請求額24万円」に驚愕

――塾以外にも費用をかけられていたのでしょうか。

島田:上の子が小6の後半からオンライン家庭教師をつけていて、算数の成績が安定してきたんですよ。それで「下の子にも」と、最後の半年くらい入れました。

ただ、スケジュールはかなり過密でした。月・水・金と土日は塾で、空いているのは火曜と木曜くらい。そのどちらかの夜にオンライン家庭教師を入れていました。

――費用をかけたことで、成績に変化はありましたか。

島田:劇的に伸びた感じはなかったです。オンライン家庭教師の時間中、妙に静かだなと思って様子を見に行ったら、マンガを見てサボっていたこともあって……。相変わらずやる気があるとは言えない状態で、成績も「ちょっと偏差値が上がったかな」くらいでした。

オンライン家庭教師に50万円もかけた価値があったのかと言われると、よく分からないですね。普段でも月6万円ほど払っていたんですが、受験直前の1月は、妻が息子に学校を休ませてオンライン家庭教師を入れていて。1月の請求が18万円。塾代の6万円と合わせると、1月だけで24万円以上かかっていたことになります。明細を見た時は衝撃でした。

◆夫婦仲が悪くなってしまった

――これまでに中学受験にどのくらいの費用を使われましたか。

島田:息子の4年間の塾代と、半年分の家庭教師代で400万円以上。そこに上の子の3年間でかかった約320万円を足すと、合計で720万円以上になります。改めて計算すると、ちょっと憂鬱になりますね。

自分でNISAなどで資産運用を続けていることもあって、どうしても考えてしまうんです。「子ども2人で6年間かけて、受験に720万円使ってきたわけですけど、それを年利5%くらいで運用していたら、1000万円近くになってたんだろうな」と。

――中学受験という経験を通じて、お金で測れない価値というのは?

島田:あまり感じていないですね。なぜかというと、受験を通じて「勉強=やらされるもの、塾や学校、親が用意するもの」と思うようになり、自分から学ぼうとする主体性が見られなくなったんです。受験で大事なはずの気力や主体性が削がれてしまうくらいなら、別の形で、自分でモチベーションを上げて学ぶ力を身につけさせた方がよかったんじゃないか、と思いますね。

もちろん、進学した学校でそういう力を育める環境があるかもしれません。ただ、それってもう運じゃないですか。少なくとも、1000万円近くかけた受験の対価として得られるものではない気がしています。

なので、「得たものがあったか」と言われると、あまり実感はないですね。むしろ、夫婦仲が悪くなりました。自分のストレスを息子にぶつけている姿を見続けてきたので、「この人と老後までやっていけるのか」と思ってしまいますね。


配信元: 日刊SPA!

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