れいわ新選組の高井崇志副幹事長が2026年4月9日に行わった定例会見で、「誰ひとり取り残さない」という同党の理念について、「表面上はみんな言う」「広い言葉」などと発言し、ネット上で波紋が広がっている。

「広い言葉ですからね。それだけでね......」
発端となったのは、れいわ新選組に所属する田村ひろし江戸川区議会議員が8日にXで翌日の臨時総会について「結党当初、格差是正や貧困解消を掲げていた党是が次第に過激なスローガンに変質、国会でも与党へのガサツな揚げ足取り、難癖もどきに矮小化されてきた問題を指摘しようと思います」とポストしたこと。
会見の質疑応答で記者からこの発言について質問された高井氏は「そういう意見の方もいる」「与党も野党も不甲斐ない中で、揚げ足取りをしているつもりはないですけど、やっぱり厳しい批判をすればね、過激に映る言葉も出るでしょう」と説明していた。
しかし、記者から「誰ひとり取り残さない」という結党の理念に比べると、現在のれいわ新選組には過激な印象があるという指摘を受けると、高井氏は「『誰ひとり取り残さない』という言葉はね、まあ、広い言葉ですからね。それだけでね......」と話した。
「その言葉だけでれいわを選んだと言われても」
また、高井氏はこの言葉について「多分、『誰ひとり取り残さない』って思ってない政治家はいないんじゃないかと。まあ、思ってない政治家もいると思いますよ。自民党の。あるは、多いかもしれない」と自民党批判も展開した。
一方では、「だけど、表面上は誰一人取り残さないっていう気持ちで政治家をやってると思いますし、やっぱその言葉だけでれいわを選んだと言われてもですね」と苦笑いした。
また、「まあ、その言葉を実現するために山本太郎が今までやってきた戦術、特に参議院で6年間戦ってきたわけですから、いろんなことありましたよ。牛歩やったり、過激すぎて批判を受けることもあった」と振り返り。
さらに、「けど、その山本太郎が立ち上げた姿勢を変えるとは一言も言ってない」とし、「その方針に納得できないって言われてもですね、我々としては納得してくださいと粘り強く説得します」と話していた。
この発言にSNSからは、「表面上?ご都合主義」「ある意味、正直」「みずから自党のスローガンを貶めてなし崩しに」という声が集まっていた。