◆大谷の“DH独占”による弊害も…
これまで投手として登板する日も、登板しない日も大谷はドジャースのDHをほぼ独占してきた。昨季はチームの162試合のうち156試合、今季は今のところ誰にもその座を譲っていない。高齢化が叫ばれるドジャース打線において、1か月間に2~3試合程度でも他の選手がDHに入ることができれば、打撃陣全体の健康や選手個々の状態にもいい効果が見込めるはず。さらに、大谷自身も登板日は投げることに全集中することは決してマイナスにはならないだろう。
年齢的にも、長いシーズンを見据えるうえでも、大谷の投打にわたるフル稼働は、この先リスクになりかねない。投手兼DHで出場時の打撃不振が続く限り、投手に専念することも首脳陣は選択肢の一つとして考えておくべきだ。
文/八木遊(やぎ・ゆう)
【八木遊】
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。

