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バッグデザイナー・石川敦幹さんが植物と暮らす家。空間に調和する、グリーンの整え方。

バッグデザイナー・石川敦幹さんが植物と暮らす家。空間に調和する、グリーンの整え方。

日々わずかに姿が変化するのを感じながら、季節の移り変わりを知る。生き生きとグリーンが育つ家では、人間も心地よく暮らせるようです。&Premium126号「窓辺に、花と緑を」(2024年6月号)では、観葉植物から多肉、蘭、庭木、草花まで、様々に緑を愛でる8組の住まいを訪ねました。ここでは、バッグデザイナー・石川敦幹さんのグリーンライフを紹介します。

石川敦幹さんの家のリビングは目の前に庭が広がり、開放的。〈プラセールワークショップ〉の鉢をメインにレールにグリーンをハンギングして、室内外で緑を愛でる。
南からの強い日差しを好む鉢植えは外に勢ぞろい。

フォルムに惹かれ、空間とコーディネート。

 友人と共同で主宰するバッグブランド〈ANUNFOLD〉でデザインなどを手がける、石川敦幹さんが妻と暮らす家は、神奈川県内に立つテラスハウス。一帯は起伏に富んだ地形が特徴で、石川邸も緩やかな斜面を生かした構造。前面道路から玄関まではレベル差があり、リビングの窓の外、ガレージの上にあたる約40㎡のスペースが芝の庭になっていた。

「この家は築50年ほど。13年前に越してきたときの庭は寂しい状態でした。芝の庭を眺めながらのんびり過ごす暮らしに憧れていたので、さっそく高麗芝を張り、そこからは芝の手入れが、週末のルーティンです」

 既に植えられていたラベンダーとローズマリーに加え、自らオリーブやパールアカシア、ポポラスの木などを植えたのだという。一定の深さしかなく、いわゆる“地面”ではないものの、「空に近いからでしょうか、ずいぶんと大きく育ちました」と話す。

玄関にも緑を。アルヴァ・アアルトのベンチ、大小ある〈アーキテクチュアル ポタリー〉の白いポットなどと共に。
サンスベリア・ピングイキュラ。子株から根が生え、それが土まで届き、まるで二本足で立っているように見える。
アインシュタイン”と呼ばれるブレインカクタスは、「その形状から、育てていると頭がよくなるらしいです(笑)」。

 庭の窓辺に並ぶ鉢植えは、多肉植物のクライミングオニオン、ブルセラ・ファガロイデス、ブーファン・ハエマンソイデスなど個性派ぞろい。「仕事柄、つい見た目のユニークさに惹かれて選んでいるところはあるかもしれません。あとは、色合いも重視。ニュアンスカラーといわれるような、単純ではない色が好みで、グリーンでも、青みがかっていたり、グレイッシュだったりするものは、すぐ手に取ってしまうんです」

 カクタスを育てている〈ア クエスチョン オブ イーグルス〉のポットや、〈ローズ・キャバット〉の一輪挿しなど、鉢や花器のセレクトにも石川さんのセンスが感じられる。

「グリーンを空間とどうコーディネートするかが、楽しい。つい、ファッションを楽しむような気持ちになってしまいます」

石川敦幹バッグデザイナー

2022年に友人と〈ANUNFOLD〉を立ち上げ、デザインや生産など幅広く担当。アイコンバッグは竹炭や籾殻をベースに染色したナイロンのショルダートート。

photo : Eriko Nemoto text : Marika Nakashima

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Life with Flowers & Greens / 窓辺に、花と緑を。&Premium No. 126

人はなぜ、こんなにも花や草木を愛するのでしょうか。植物と触れ合うことは、その美しさを愛でるということにとどまらない大きな喜びを、私たちに与えてくれます。植物とともにある生活は、毎日が発見の連続。 季節の移ろいに敏感になるだけでなく、住まいや暮らしそのものを、心地よく、健やかにしたいと願う気持ちまでもが、ふつふつと湧いてくるように思います。さらに、私たちの中に潜む原初的な感覚の扉をそっと開き、心にやすらぎをもたらしてくれるのです。今号は、花を飾ること、植物を育てることを楽しみながら、心地よく暮らす人たちを訪ねました。

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配信元: & Premium.jp

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