
◆同棲相手との破局が理由で刺青を入れる
シオンさんの出身は埼玉県。両親は、彼女の言葉を借りれば「昭和ゴリゴリ」、堅実な家庭で育ったのだという。「高卒後はダンスの専門学校へ進学しましたが、そのときも親とは揉めました。親からすれば『資格が手に入るわけでもないし、趣味にしておきなさい』という感じ。美容学校も受かっていたので、そっちに行ってほしかったのでしょう。でも『私の人生だから』と押し切った形です」
中学までは剣道部でならした。ダンスに出会ったのは高校生のときだというが、「ダンス熱は冷めなかった」と笑う。熱い気持ちのまま専門学校へ入学し、両親の心配をよそに、結果としてダンスに携わる仕事で食いつなぐことができた。現在でこそ身体の至る所にある刺青だが、初めて入れたのは2018年。太ももの裏に2輪の薔薇でハートの形を作った。
「3年間同棲していた彼氏と破局して、10日くらいまともに食事を摂れず、同じ月に2回も発熱しました。足の靭帯を切るなどの怪我もあって、『髪の毛を切るくらいじゃリセットできない』と思って刺青を入れることにしたんです」
◆「刺青を見るたびに頭が痛くなる」という母

「結局、母と話して、私は自分の身体に刺青を入れるのをやめる気はないから、見たくないならミュートするか、決めてほしいと伝えました。それでも母は、近況が気になるから見ることを選んだようです。なんだかんだ、いつも気にかけてくれるいい親だなと思っています」

