初めての選抜メンバー入りを果たした理由について、“特別なことはしていない”と話してくれたのは、SKE48・9期生の荒野姫楓だ。3月18日(水)に発売されたSKE48の36thシングル『サンダルだぜ』で、デビュー7年を経て初めて選抜メンバーに選ばれた。大好きなロードバイクについて発信し続け、2025年には土砂降りのなかでサイクリングイベントを完走したエピソードと写真が「ガチ勢すぎる!」と話題になった荒野が、選抜入りしたときの正直な気持ちや、これまでの活動のなかで考えてきたことを語った。

◆■活動7年、待望の初選抜メンバー入り
──少し前から「そろそろ荒野さんが選抜に入るんじゃないか」と予想していたんですが、『サンダルだぜ』の選抜メンバーのなかに荒野さんの名前があって、すごく嬉しかったです。自分自身では、選抜に入れそうな兆しを感じていましたか。荒野姫楓(以下、荒野):ありがとうございます! 最近、ファンの方の「ひめたんを選抜に!」という声がすごく大きくなっていたのを感じていました。33rdシングルの『告白心拍数』あたりから、「次はきっとひめたんだよ」「選抜入り、楽しみにしてるね」と言ってもらえることが増えてきたんです。とはいえ、私が望んだからといって必ず選抜に入れるわけじゃないから、そのときは「うん、待っててね!」「がんばるね!」としか言えなくて。『サンダルだぜ』でみんなの夢を叶えられて良かったです。
──前作である35thシングルの『Karma』では、劇場盤CDに収録の楽曲『隣の人は?』を歌う“一芸選抜”の新ユニット「OneGem」に選ばれましたよね。それもあって、ファンの方の「そろそろ選抜入り」という声が盛り上がったのかも。『サンダルだぜ』の選抜に入ったときの心境は?
荒野:ただ「嬉しい!」だけじゃなく、思ったよりも複雑な思いがありました。すぐに選ばれるわけではなくて、自分でも驚くようなタイミングで名前が呼ばれる。「タイミングって、本当に自分ではコントロールできないものなんだ」と改めて実感しましたし、良い意味で、私はずっとSKE48に振り回されているというか(笑)。このグループに心を動かされ続けているなと感じましたね。

◆■「私自身が大きく変わったわけじゃない」
──荒野さんは9期生としてデビューして、あっという間に7年ですね。荒野:正直、9期生は選抜に入ることにすごく苦労している子が多い期なんです。
──だからこそ、ここに来ての荒野さん選抜入りは、同期のみなさんもすごく嬉しいと思うし、ファンの方を含めたみんなの期待が大きいんじゃないでしょうか。
荒野:なかなか選抜に入れなくて悩んでいた私ですが、最近は、大好きなロードバイクに関するお仕事を1人でさせていただく機会も増えています。そこでは、グループ内にいるときとはうって変わって、すごく褒めていただけるんですよ。自転車の現場ではいつも「ひめたん、すごいね!」とべた褒めしていただけるので、なんだか怖いくらい(笑)。
──ソロでのお仕事が増えてきて、周りの反応が急激に盛り上がってきた印象があるんですね。
荒野:ありがたいことなんですが、自分が認められている実感を得られない時期が長かったし、グループに加入してから今までで、私自身も何か大きく変わったわけじゃないと思うので……。まだ戸惑いも大きいです。チャンスもタイミングも、いろいろですね。
──お話を聞いていると、「荒野さんがずっと変わらずにいたからこそ、貫いてきた芯の部分が伝わって、今回の選抜入りという結果になった」と感じます。ロードバイクはもちろん、eスポーツなどの他のメンバーの趣味もスポンジのように吸収して、自分のものに再構築していくというのが、僕の荒野さんのイメージでした。それが今、開花した。
荒野:ありがとうございます。そんな風に言ってもらえて照れくさいです(笑)。


