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屋根の防水工事の内容と費用相場|業者選びや費用を抑える方法まで解説

屋根の防水工事の内容と費用相場|業者選びや費用を抑える方法まで解説

3.屋根の防水処置の費用を抑えるための工夫

屋根の防水処置には、防水シートの材料費のほか、施工費や足場代などの費用がかかるため、リフォーム総額は意外と高額です。
ここでは、少しでも費用を抑えるためにできる工夫をお伝えします。

3-1.外壁塗装やベランダ防水と合わせて工事する

足場代にかかる費用は1㎡あたり600〜1,000円が目安なので、30坪程度の住宅なら15万円前後はかかる計算です。防水シートの交換費用の中でも、大きな割合を占めます。
防水処置自体の費用を抑えられるわけではありませんが、外壁やベランダのリフォームなどを同時に行ったほうが、個別に行うよりも足場代分の費用を抑えられます
また、雨どいなど普段は確認できない場所の点検も依頼しておけば、点検費用のコストカットにもつながります。

外壁リフォームの費用はいくら?塗装・張り替え別の相場と必要度の診断チャート

ベランダ・バルコニーのリフォーム費用相場|工期・注意点まで解説

3-2.火災保険や自治体の補助金を活用する

台風やゲリラ豪雨など、災害が原因で雨漏りした場合は、火災保険が適用される可能性があります。
ただし、経年劣化が原因だと判断されると保険は適用されないので、保険会社の窓口で相談してみるとよいでしょう。
また、省エネ性や耐震性を高めるリフォームに関しては、補助金が支給されることも。補助額は自治体ごとに異なりますが、3〜10万円程度が多いようです。

下記コラムを参考に、火災保険の適用条件や使えそうな保険補助金を探してみてください。

雨漏りで火災保険が使えるケースや申請手順を解説|手順と注意点も解説

屋根工事で利用できる補助金・助成金の条件や自治体例を紹介

3-3.定期的にメンテナンスを行う

防水シート自体の耐用年数を延ばすことはできませんが、定期的な点検や屋根材のメンテナンスが、雨漏り対策につながります。
とくに台風や強風、大雨後は必ず点検を行い、必要があれば塗装や破損部分の交換・補修などを行いましょう

DIYでできる屋根の防水はあくまで応急処置

屋根材や防水シートを自分で交換すれば、大きく費用を抑えられます。
動画配信サイトにも屋根材を自分でメンテナンスする方法がアップされているので、平屋などで足場が必要なければ、「DIYしよう」と考える方も多いでしょう。

しかし、防水層の劣化状況の判断は素人には難しく、施工不良によって雨漏りをしてしまう可能性や、転落のリスクも伴うためおすすめできません
また、雨漏り時には市販の防水テープや簡易塗料を使って応急処置する方法もありますが、これはあくまで一時的な対応です。すぐにリフォーム会社に点検・修繕依頼をしてください。

4.屋根の防水処置の事例

ここからは、屋根の防水処置の事例を紹介します。
ぜひ、リフォームの参考にしてください。

4-1.防水シートを二重貼りにした屋根葺き替え工事

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出典:https://www.yonekurasyouten.com/works/works-8953/

雨漏りしていた屋根を、修繕した事例です。
既存屋根を撤去し、既存の野地板と防水シートの上から、新しい防水シートを貼って二重貼りに。雨漏りが再発しないように、しっかりと防水処置を行いました。
雨漏り修理で屋根材のみを交換した場合は、再発するケースも少なくありません。費用は高くなってしまいますが、大切な建物を守るためにも、防水シートと下地材からしっかりと防水処置を行ったほうが安心です。

4-2.屋根軽量化時に防水シートを取り付け

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出典:https://www.ishome.ltd/jirei/detail.php?pid=1778

住宅の耐震性を高めるために屋根を軽量化し、その際に防水シートも交換した事例です。
耐震リフォームのため雨漏りなどの症状はありませんでしたが、築49年の住宅ということもあり、防水シートも交換しました。
改質アスファルトルーフィングを採用したため、外的要因がない限りは30年間は交換不要です。安全性を高めるだけではなく、住宅寿命を延ばすリフォームになりました。

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