「親子だから」のその先
厚生労働省の「2022年国民生活基礎調査」によると、高齢者世帯のうち約6割が「年金が主な収入源」ですが、同時に約半数が、「生活が苦しい」と回答しています。年金だけで生活が立ち行かない現実は、誰にでも起こり得ます。
家族だからこそ甘えが生じやすく、金銭のやりとりは大きなストレスになりがちです。老親と同居し、親の面倒は子がみるという時代は変わりつつあります。反対に大人になってからも自立せずに親に頼りきっていると、ある日突然その関係が破綻してしまうことも。
自分たちの生活資金は自分たちで確保し、自立して生活するという意志を持つこと。自身の望む生活のためにはいくら収入を得て、どのように支出をコントロールするのか、さらには、資産をどう管理し運用していくか、自律的な計画と行動が不可欠といえるでしょう。
小川 洋平
FP相談ねっと
ファイナンシャルプランナー
