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玄関前を癒やしの庭に! プロが教えるアプローチガーデンの作り方&実践アイデア集

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秋の庭のおすすめプランツ「キク(ガーデンマム)」

ガーデンマム
Katerina Maksymenko/Shutterstock.com

秋は、幅広い種類のキクが開花期を迎えます。背の高いものから低いもの、鮮やかな色から茶色やブロンズ色まで、ほぼすべての色が揃います。たくさんの種類があるので、きっとお気に入りの色や形が見つかるはずです。

以前アメリカで、園芸センターと花屋を併設した大きな植物園で働いていたことがありますが、そこでは、少なくとも30~40種類のキクを栽培していました。母株から挿し木苗を作り、温室で数週間育てた後発根したキクは、アメリカ全土に送られてアレンジメントの花材やガーデンプランツとして利用されていました。

ドイツでも、秋に屋外の庭や鉢に植えるガーデンマムがとても人気です。毎日の花がら摘みは、玄関を開けて庭を見に行くよいきっかけになりますし、犬の散歩をしている近所の人に「おはようございます」と挨拶したり、家の前に出された段ボールやリサイクル用布の山を見て、「ゴミの日」を思い出すチャンスにもなります。

失敗もOK! いろいろチャレンジしてみよう

先日、ほったらかしにしていた、砂質でやせた小さな庭をようやく見に行ったのですが、暑い夏の間に雑草が生い茂っていました。一目見て分かったことは、ひとまず全部抜かなければ何も始まらないだろうということ。最悪の状態から始めて、どうにか雑草を堆肥用コンポストに入れるまで進めたのですが、その途中で、悪条件に耐えた生き残りや、いつだったか種まきをしたけれどもう諦めていた小さな植物も見つけることができました。雑草の間には、ニラの美しい白い花が満開に咲き、サルビアの青い花、ハナセンナの黄色い花やワタも咲いていました。

厳しい環境にもめげず、どのようにしてか生き残った植物のたくましさを見るのは嬉しいものです。

玄関前の花
Gartenbildagentur Friedrich Strauss / Raider, Peter

さまざまな多年草、一年草、球根の組み合わせを植木鉢に植えるのは、とても面白い挑戦です。すべての条件が完璧に合えば長もちするかもしれませんし、美しく維持するのは難しいこともあります。

思うようにチャレンジできるのは、ガーデナーの特権。いろいろなものを試してみて、ぜひ植物がくれる驚きを味わってみてください。

Credit 話 / Elfriede Fuji-Zellner - ガーデナー -

エルフリーデ・フジ・ツェルナー/南ドイツ、バイエルン出身。幼い頃から豊かな自然や動物に囲まれて育つ。プロのガーデナーを志してドイツで“Technician in Horticulture(園芸技術者)”の学位を取得。ベルギー、スイス、アメリカ、日本など、各国で経験を積む。日本原産の植物や日本庭園の魅力に惹かれて20年以上前に日本に移り住み、現在は神奈川県にて暮らしている。ガーデニングや植物、自然を通じたコミュニケーションが大好きで、子供向けにガーデニングワークショップやスクールガーデンサークルなどで活動中。

Photo/ Friedrich Strauss Gartenbildagentur/Stockfood

まとめ / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。2026壁掛けカレンダー『ガーデンストーリー』 植物と暮らす12カ月の楽しみ 2026 Calendar (発行/KADOKAWA)好評発売中!

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