昼食も夕食も日本より遅いフランスは、おやつ時間も16時。パリジェンヌが普段食べているおやつを紹介します。
〈メゾン・コルカルズ〉のリュネット・ド・ロマン
―1枚€3―

リュネット・ド・ロマンは、フランスの伝統的なサブレ。細長いリーフ形のサブレにフランボワーズのコンフィチュールを挟んでおり、表面に開いた2つの穴が眼鏡(仏語でリュネット)のように見えることからその名がついた。ロマンは街の名で、ロマン=シュル=イゼールが発祥の地といわれる。ブーランジュリーの焼き菓子コーナーでよく見かけ、手のひらほどのサイズ感は、子どもの顔の大きさにぴったりとはまる。赤いフランボワーズを囲むように粉糖がふられた彩りも愛らしい。1948年にマレ地区のロジエ通りに創業した『メゾン・コルカルズ』ではフランス産の材料にこだわって作っているという。素朴な焼き菓子をぜひ味わってほしい。

文・写真/紀中麻紀
パリでケータリングを主宰。お菓子と猫好き。
instagram.com/makikinaka_aubonmparis

Life with Flowers & Greens / 花と緑のある暮らし。&Premium No. 150
花や草木の息吹に心がほどける、気持ちのよい季節がやってきました。ふかふかの土を触り、みずみずしい若葉に触れ、ほころんだ花の香りを深く吸い込む。そんなとき私たちの心と体には、不思議と健やかな力が漲ってくるように感じます。大きな庭がなくてもいいのです。部屋にささやかな一輪の花を飾り、ベランダで小さな鉢植えを育ててみることから始めてみてください。そこにはたくさんの発見と喜び、そしてときにはその姿に「生き方」を教わるような体験までもがつまっています。今号の特集は「花と緑のある暮らし」。植物との心地よい日々を楽しむ10組の住まいや、フローリストに学ぶ花と器の組み合わせ、花を愛したアーティストたちの物語、プロの園芸家がすすめる道具、など、植物との暮らしを快適にするヒントが満載です。
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