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清水ミチコさんエッセイ「涙も怒りもフォトフォトに」傷ついた姿も写真に撮る!?

清水ミチコさんエッセイ「涙も怒りもフォトフォトに」傷ついた姿も写真に撮る!?

「モノ」に囲まれて暮らす私たち。だからこそ、そばに置くモノのことはとっても気になります。
清水ミチコさんの「モノ語り」。清水さんが今気になっているモノ、お気に入りのモノについて綴ります。

涙も怒りもフォトフォトに

朝のニュースを見ていたら、最近、中国の若者たちの間で流行っていることがあると。
失恋したり試験に落ちたなど、傷ついた自分の姿をしっかりと写真に撮る、カメラにおさめるというもの。

悲しそうな女性や、アンニュイな表情の男の子など、さまざまな写真が出ていましたが、どこかでしっかり「今自分は被写体になってる」と、意識しているのも伝わってきました。

つまりは悲しみの記念写真なんですね。
これはいいなあ、と思いました。

というのはやっぱりカメラを向けられた時、ついつい人は自然と笑顔になってしまうものなんです。そして、たまったアルバムなんかを見返すと、同じような顔だらけになっている。
でも、ここにはほんのささいな嘘があります。人生、そんな時ばかりではないからです。

自宅のアルバムに、一枚の泣いている娘の写真があるのですが、それがものすごくかわいい。
見るたびにその時の状況が私の胸をチクリと刺し、いつまでも深く思い出せるんです。
そして思えば、自分が泣いている時の写真は一枚もない。
この時は「ママと別れるのイヤだ!」とギャン泣きしていた姿をオットが撮影したのですが、最高の一枚だと思っています。やはり普通は撮れない。他人ならなおのこと撮りにくい。「なんて人だ」と思われそうです。

悲しい時期の自分の姿を、自分で見たことがないのは、どこかで見たくない、認めたくないからかもしれません。撮影によって自分は悲しみを記録したな、と思えることは、意外と人生の句読点になると思うんです。

乗り越え記念。つらいときにオススメの明るい音楽は? などと聞かれることもありますが、明るさはかえって虚しくさせます。
悲しい歌を聞いたほうが「自分はまだ中島みゆきさんほどの境地ではないな」など、客観的に見
つめられ、悲しみとの距離を取れるという。

なので今回は悲しみ写真がすぐカタチになるというスマホプリンターをご紹介。
人に見せない日記や、スケジュール帳なんかにはさんでも思い出がより深まりそうです。

今回の気になる物産「スマホプリンター」

スマホで撮影した画像を簡単にプリントできるスマホプリンター。清水さんが愛用しているのは、「富士フイルム」のもの。その最新機種がこちらのスマホプリンター〝チェキ〟「instax SQUARE Link™」です。
専用アプリを使えば、サイズや明るさ変更のほか、フィルターをかけたり、文字を追加したり編集も可能。仕上がったら簡単にプリントできます。
チェキ™フレームごと画像データに保存してSNS投稿もできるので、さまざまな形で共有できそう。

スマホプリンター“チェキ”「instax SQUARE Link™」オープン価格/
富士フイルム フィルムカメラお客さま相談窓口

清水ミチコ
岐阜県出身。1987年のデビュー以降、テレビ・ラジオのほか、エッセイ執筆、CD 制作、ライブと幅広く活躍。YouTubeでは、「清水ミチコのシミチコチャンネル」を配信中。全国ツアー「清水ミチコのHAPPY PARADISE」開催中。朝日新聞掲載のエッセイをまとめた『時をかける情緒〜まあいいさ〜』(幻冬舎文庫)発売中。詳しくは、公式サイト4325.netをチェック!

文・編集/鈴木香里

大人のおしゃれ手帖2026年4月号より抜粋
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