お笑いコンビ「ぺこぱ」の松陰寺太勇さんが2026年5月16日放送のバラエティー番組「池上彰のニュースそうだったのか!!」(テレビ朝日系)に出演し、いわゆる「スパイ防止法案」(国家情報会議設置法案)をめぐる持論を語った。

「基本的な人権の侵害を心配する声も上がっている」
番組では、スパイとは自国を守るために調査・分析を政府に伝えるもので、政府職員や国家公務員の場合が多いと説明された。例えば国際テロ、機密情報や先端技術の漏えい、反政府運動などの問題に対応するという。日本は情報収集・分析(インテリジェンス)の司令塔機能の強化を目指す国家情報会議設置法案が4月に衆院を通過し、現在は参院で審議されている状況だ。
一方、番組MCを務めるジャーナリストの池上彰さんは「個人のプライバシーよりも情報収集が優先されるんじゃないか、基本的な人権の侵害を心配する声も上がっている。今まさに国会で『いやいやそうはなりませんよ』と政府は説明していますけど」と解説した。
これを受けて、松陰寺さんは14年施行の特定秘密保護法を引き合いに、「何年か前もこういう議論あって、居酒屋で政権の悪口言ってると捕まるんじゃないかみたいな、そういうのありましたよね?」と振り返ったうえで、
「実際にそんな事はなかったわけだし、今も街には監視カメラがたくさんあるわけだし、SNSでも開示請求すれば分かるわけだから、正直、スパイ防止法で困るのはスパイなんじゃないかとみてます」
と持論を展開。笑いが起こる中、お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザーさんは「捜査の能力が増えるのであれば、それを監視したり制限したりする制度作りは必ず必要になる」としながら、「監視社会になることがそんなに悪い事とは正直思ってない」と述べた。