ランドローバー レンジローバースポーツ
そしてもう1台、ランドローバーのクルマでオススメしたいのがレンジローバースポーツですね。このクルマは、私が「人生アガリのクルマ」と夢見ていた1台でした。「Less is more」という引き算の美学の究極形とも言えるエクステリアデザインは、凹凸を極力排した面構成となっていて、シンプルなのに密度感はしっかりあるという絶妙な造形となっています。
内装においても、デザインと質感を両立しており、どうして国産車ではこうした表現ができないのだろうと考えさせられるものがあります。13.7インチという最大級のメーターディスプレイや、13.1インチの曲面フローティングガラスのナビディスプレイ、前後席シートベンチレーションまで採用して、文句の付けどころがありません。
これを手に入れることが人生の目標だったとも思えるほどの質感です。その満足度はディフェンダーX以上。
運転支援においても、ディフェンダーでは付いていなかったレーンキープアシストも完備されていて、大きな不満はありません。
ディフェンダーはオフロード志向が強いですが、レンジローバースポーツはオンロードでも快適に速く、さらにオフロードでも同等の性能を有しています。最大渡河深度はこちらも90cmを確保。「砂漠のロールスロイス」と呼ばれたレンジローバーの弟分だけに、オンロードでもオフロードでも高い走行性能を有しています。
リセールはディフェンダーほど良くないものの、他メーカーの高級SUVよりは良いほうだと思います。レンジローバースポーツではガソリンでもディーゼルでもどちらもオススメですが、グレードとしては装備が充実している「HSE」以上のグレードをオススメしたいです。
メルセデス GLB
メルセデス・ベンツの中からはSUVのGLBを推します。
日本でのデビューは2020年とすでに5年目となっていますが、2023年にマイナーチェンジが行われました。センターコンソールのタッチパッドが廃止され、ガランとしたトレーに変わってしまったのは残念ですが、商品力は未だに高いです。
ボディサイズは、全長4,640〜4,660mm×全幅1,835〜1,845mm×全高1,670〜1,700mmと、全幅が1,850mmに収まっているのは、多くの国産ミドルサイズSUVよりも日本に適していると思えます。
さらに、このサイズにもかかわらず3列シートも有しており、2列目.3列目をフラットに格納できるなど、車中泊にも使えるシートアレンジは秀逸。
デビュー当時から価格はかなり上がってしまったものの、中古市場でも人気なのでリセールも良いです。
私も2020年に購入して1年所有していましたが、当時はコロナ禍の中古車市場過熱もあり、買ったときよりも高く売れた数少ないクルマでもありました。
オススメグレードは2.0Lディーゼルエンジン搭載モデルの「GLB200d」で、通常グレードとAMGラインではリセールが大きく変わるため、AMGラインが付いたものをオススメします。
輸入車で1台を選ぶなら?
今回紹介したクルマの中で、アウディが出てきていませんが、アウディでは2025年にA5やA6のフルモデルチェンジを控えているので、それを待って評価したいところです。
同じくフォルクスワーゲンも出てきていませんが、ティグアンが2024年にフルモデルチェンジされたものの、まだ試乗できていませんので今回は評価を控えさせていただきました。
メルセデスではGクラスなどはリセールも最高だと思いますが、ランドクルーザーなどと同様に購入機会も限られているので、今回は選出しませんでした。また、フルモデルチェンジした新型Eクラスも興味はありますが、輸入車かつセダンとなるとリセール的にオススメはしづらいのもあり、今回は選出していません。
最近ご無沙汰だったメルセデスやアウディ、フォルクスワーゲンのクルマも久しぶりに購入してみたいと思っています。
そして、輸入車の中で私が1台を選んで乗るとしたら、この中ではレンジローバースポーツになると思います。やはり人生アガリのクルマとして私が目標にしていたクルマですし、実際に1年以上所有していますが、満足度が高すぎて手放すことができないほどです。
もう少し手頃な価格感の輸入車でオススメするなら、BMWのX1は走り.内装.装備においてバランスが良く、コスパも良いと思います。
※本記事のデータはすべて書籍発行時点の内容です。
ワンソクTube
クルマ買うチューバー/ブログ管理人
