KADOKAWAは2026年5月26日、同社の月刊誌「ダ・ヴィンチ」を26年11月号(10月6日発売)で休刊すると公式サイトで発表した。SNS上では、アニメ監督・新海誠氏や小説家・平野啓一郎氏らが感謝を伝えている。

「大変ショックなニュース」「休刊とても残念です」
「ダ・ヴィンチ」は1994年4月、リクルートが本の情報誌として創刊した。その後、メディアファクトリーへの移管を経て、2013年からはKADOKAWAが刊行を続けてきた。
KADOKAWAは、同誌について、創刊から32年にわたり「本の楽しさを伝える」という役割を担い、読者と作品をつなぐ場となってきた、と紹介。
休刊の理由については、「昨今の出版市場の劇的な変化や、読者の情報摂取スタイルの多様化を背景に、今後は紙媒体としての役割に一つの区切りをつけ、これまで培ってきた編集力とブランドを次なるステージへと継承・発展させるべく、今回の決定となりました」と説明した。
定期購読者には、別途、返金手続きに関する案内を行う。
姉妹メディアのウェブサイト「ダ・ヴィンチWeb」は今後も運営を継続するという。「雑誌『ダ・ヴィンチ』が大切にしてきた思いや求められる役割を継承し、今後はWebならではの機動力を活かし、より一層充実したコンテンツの提供に努めてまいる所存です」との方針を示した。
「ダ・ヴィンチ」の休刊を受け、SNSでは驚く声が相次ぎ、Xでも26日正午時点でトレンド入りする事態に。「大変ショックなニュース」「休刊とても残念です」「ダ・ヴィンチに代わる雑誌は無いのに...」などの声が寄せられている。
新海氏は26日にXを更新し、「毎月読者に物語を受け取ってもらえる場所は、一作あたり制作に数年かかる僕のようなアニメ監督にとってはとても貴重な場所でした。寂しくなります。ありがとうございました!」と感謝を示した。
平野氏も同日、「残念です。僕も色々とお世話になりました。ウェブ版を読みましょう」と投稿。ジャーナリストの堀潤氏も、「未来に繋がる取り組みをされていたと思います。お疲れ様でした!!」などとコメントしている。