【えら張りさんにおすすめのスタイル】
毛先に軽さを出して目線をあごから逸らす
ウエイトを上げてあごまわりをすっきり
えら張りが気になっていて、毛先を内巻きにして輪郭を隠すようにしていた大河内さん。
「カバーしていたつもりが、じつは毛先の視線があご周辺に集まり、余計に目立ってしまっています」(寺岡さん)。
えら張りさんは、輪郭の重心が中心より低いので、髪型のウエイトを上に持っていき、視線をあごからずらすようにすると効果的。
「ハチまわりのボリュームは控えめにして、えらより上の頬骨あたりにボリュームがくるようにカットしています。動きがないと寂しく見えるので、毛先に軽さのある遊びを与えると、華やかな印象に仕上がります」
ミモザ会員 No. 281
大河内アキコさん(51歳)

お悩みカルテ
☑︎ 気になるえら張りを目立たなくするため、あごあたりの内巻きボブで隠している。
☑︎ 毛量が多く、やや硬めで自分では扱いにくい。
☑︎ 冒険できず、同じ髪型を続けている。長さはあまり変えずに、イメージチェンジしてみたい。
After
あご上に設定した丸みのあるグラデーションボブ。
サイドにボリュームがくるようにして、あごから視線を外しています。前髪は頭頂部からサイドにつながるようにカットし、自然に流すことで、さらに視線が上に。

えらの部分を自然に隠すように、毛先に軽やかな動きをプラス。
アイロンで内巻きにするかパーマでワンカール程度のエアリー感を。
シルエットのウエイトを毛先から頬骨あたりまで上げ、あごまわりから視線を外します。
毛量が多い場合は、ワックスとオイルを混ぜて根元から束感を出すようにもみ込むと、より洒落感がアップ。
【逆三角さんにおすすめのスタイル】
あご周辺に丸みをつけて骨格を補正する
フェイスラインをやわらかく見せる
あごがシャープな逆三角の骨格の場合、あごまわりをタイトにし過ぎると、大人しい印象に。
「外ハネ気味の毛先がより寂しいイメージを与えてしまっています。長さはほぼ変えずに、丸みのあるシルエットであご周辺にボリュームが出るように設定するのがコツ」(寺岡さん)。
より骨格をカバーするには、前髪のつくり方も重要に。
「やや薄めの前髪をほんの少し厚くして、顔まわりにつながるようにカットし、自然におろしています。額が見える面積を狭くすることで、骨格を引き締める効果も。前髪の分量を少し変えるだけでも、骨格がカバーされるので、ぜひ見直して」
ミモザ会員 No. 197
好井栄子さん(47歳)

お悩みカルテ
☑︎ あごがとがっている逆三角な骨格で、額の横幅が目立ちやすい。
☑︎ 可愛らしい雰囲気よりも、洗練されたクールなイメージに近づけたい。
☑︎ 前髪が薄くて、寂しい印象になりがち。結べるくらいの長さのまま、扱いやすい髪型にしたい。
After
結べるくらいの肩上の長さに設定したミディアムボブ。
毛先には段差を程よくつけて、あご下にボリュームが出るようにカットしています。
前髪は現状よりも奥行きをつくり、厚みが出るようカット。

サイドの髪をカットして、頬の見える幅を少し広げます。
それだけで、柔らかな雰囲気に。毛先は内にも外にも動くようにしてナチュラルに。
カット前は、髪のシルエットも肌の面積も縦長で、逆三角のシャープさを助長。
カットすることで、シルエットの縦長感が弱まり、顔の面積も広くなって、あごまわりに丸みを感じます。

