◆“重たい女”を体現したタイトル
――ちなみにタイトルについて、教えてください。内海:タイトルの「ハートのGPS」は秋元康先生につけていただきました。ファンの方のことが大好きでいつでも考えているし、フォローしてくれているアカウントを覗きに行っちゃったりとか、はっきり言って“重たい女”なんです。そんな自分を表現してくれるぴったりな言葉だと思って。帯コメントにも『自分は自分だとブレないスタンスがいい』と書いてくださっていて、ブレない軸をハートとイメージして表現してくださったのがとても嬉しかったです。
――AKB48グループの楽曲タイトルのような素敵な意味合いが込められていますね。表紙はランジェリーですね!
内海:気になってるなと思ってましたよ(笑)。表紙カットも候補がたくさんあったのですが、すぐに「あっ、これだ!」 ってなりました。写真はロケ最終日の朝に撮ったものなんですけど、温泉地で浴衣をだんだん脱いでいってランジェリーになる流れの中の一枚です。朝の光の中でカメラマンさんがエモく撮ってくださって、さらに大人っぽくてどきっとするシーンもあったりと見どころのあるシーンなんですけど、実はこのランジェリーもともと着る予定はなかったんです。実はとあるアクシデントがありまして……。
――聞いてもいいんですか?
内海:実は着る予定の衣装がトラブルで着れなくなってしまって、どうしようかと悩んでいたんですよ。ロケ場所は山の中だしすぐに手配できない、どうするどうするって。なんと偶然か、目の前に洋服チェーン店があってまだ開いていたんです。スタイリストさんが一生懸命選んで用意してくださったのがこの表紙の衣装なんです。
――ロケはナマモノと言いますが、とんだハプニングでしたね。
内海:逆にトラブルがあってよかったのかなって思います。ピンチはチャンスだと思うんですけど、こうやって写真集にも載せられたし表紙にもなりました。私、普段からすごく運がいいんですけど、本当に運がいいなと改めて実感しました

――神様も味方にされているありがたい写真集ですね! ぜひ楽しみにしているファンの方へメッセージをお願い致します。
内海:まずは私のことをいつも応援してくださっているみなさん、本当にありがとうございます! みなさんが私のことを粘り強く応援してくださったおかげで、私はずっと夢だった写真集を発売することができました。この写真集は私のことを好きな方はもちろんですが、私のことを知らない方や、他のメンバー推しの方や、全世界のみなさんにも読んでほしいなと思っています。 ページをめくる度に驚きもあると思うし、最後のページをめくる頃には、私のことを全部知っていただける自己紹介のような写真集になっています。 1枚1枚にエピソードがあって、私自信すごく頑張ったし、大好きな作品になったので、ぜひお手に取ってこの私の“重さ”を確かめてください。写真集が手汗でヨレヨレになるぐらい一生読んでほしいです。よろしくお願いします!
<取材・文・撮影/安藤龍之介>

